【LoL】実験的ヘクスプレート解説|パッチ26.20で遠隔チャンピオンのオーバードライブが50%に。ヴェイン・ヴァルスTOPへの影響と相性の良いチャンピオン

実験的ヘクスプレート解説(パッチ26.20 遠隔チャンピオンのオーバードライブ弱体化)

Riot公式のパッチノート26.20(日本サーバーは10月7日(水)配信)の内容で書いています。パッチ全体の変更はパッチノート26.20解説にまとめています。

パッチ26.20で、実験的ヘクスプレートを遠隔チャンピオンが使ったときの性能がまた下がりました。下がったのはアルティメットスキルのあとに乗る「オーバードライブ」だけで、攻撃力・攻撃速度・体力の素のステータスと、アルティメットスキルヘイストはそのままです。

近接チャンピオンには何の変更もありません。影響を受けるのは、トップで1手目にヘクスプレートを積んでいた遠隔チャンピオンです。このページでは、ヘクスプレートの性能、遠隔と近接で何が違うのか、変更履歴、影響を受けるチャンピオンをまとめています。

実験的ヘクスプレート
実験的ヘクスプレートExperimental Hexplate
3000G 攻撃力40/攻撃速度20%/体力450
遠隔チャンピオンの補正(効果量) 70% ⇒ 50%
オーバードライブの攻撃速度(遠隔) 35% ⇒ 25%
オーバードライブの移動速度(遠隔) 14% ⇒ 10%
先に結論:損をするのは「トップの遠隔チャンピオン」だけ
弱体化ヴェインやヴァルスなど、トップでヘクスプレートを1手目に積む遠隔チャンピオン。アルティメットスキル後の攻撃速度が10%、移動速度が4%落ちる
変更なしノクターン・ヴァイ・ウーコンなど近接チャンピオン。オーバードライブは攻撃速度50%・移動速度20%のまま

遠隔チャンピオンのオーバードライブは、近接のちょうど半分になりました。体力450とアルティメットスキルヘイスト30は残るので、「硬くなってRの回転が上がる」部分は変わらず、Rを撃ったあとに一気に殴り切る力だけが削られた形です。

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目次

基本性能:ステータス・素材・2つの固有効果

40攻撃力
20%攻撃速度
450体力

価格は3000G。攻撃力系の完成アイテムの中では攻撃力が40と控えめで、そのぶん体力450が付くのが特徴です。殴り合いをするチャンピオンが「硬さと攻撃速度を両方ほしい」ときの1手目として選ばれてきました。

トンネル掘りトンネル掘り 1150G + ファージファージ 1100G + ダガーダガー 250G + 500G

素材のトンネル掘り(攻撃力15・体力250)とファージ(攻撃力15・体力200)はどちらも体力付きなので、完成前の帰還から硬さを積み上げていけます。

ヘクスチャージ

アルティメットスキルヘイストが30増加します。通常スキルには効きません。遠隔でも近接でも同じ値で、26.20でも変わっていません。

オーバードライブ

アルティメットスキルの発動から8秒間、攻撃速度と移動速度が増加します。

近接チャンピオンは攻撃速度50%・移動速度20%。遠隔チャンピオンはここに補正がかかり、26.20からは攻撃速度25%・移動速度10%です。

アルティメットスキルヘイスト30で、Rのクールダウンはどれだけ縮む?

ヘクスチャージの効果は、元のクールダウンが長いRほど秒数で大きく効きます。このページで取り上げるチャンピオンで計算すると次のとおりです。

チャンピオン(R)元のクールダウンヘクスプレートあり
ヴェインヴェイン(ファイナルアワー)100/85/70秒77/65/54秒
ヴァルスヴァルス(穢れの連鎖)100/80/60秒77/62/46秒
ノクターンノクターン(パラノイア)160/130/100秒123/100/77秒
ヴァイヴァイ(突入捜査)140/115/90秒108/88/69秒
ウーコンウーコン(旋風猿舞)130/110/90秒100/85/69秒

※ヘクスプレートだけを積んだ場合の計算(クールダウン=元の値×100÷130、小数点以下は四捨五入)。ルーンなど他のスキルヘイストがあると、さらに短くなります。

ノクターンのRなら、レベル1で約37秒、レベル3でも約23秒短くなります。Rを撃つたびにオーバードライブが乗るので、Rの回転が上がるほどオーバードライブの回数も増える、という2つの効果の組み合わせがこのアイテムの本体です。

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26.20の変更で何が変わったか

Riotは26.20のパッチノートで、変更の理由を次のように説明しています。

このアイテムが遠隔チャンピオンにどのような影響を与えているかについて、かなり不満を感じていました。特にトップレーンで真っ先に購入された場合、バーストダメージに対する耐久力も、オールインの際の脅威も高くなりすぎていました。

― パッチノート26.20 運営コメント

遠隔チャンピオンは、近接の相手に近づかれる前に削れるのが本来の強みです。そこに体力450が乗ると、近接側がバーストで倒し切れず、逆にRからのオールインで返り討ちに遭う──この「後ろから削れるうえに、殴り合いにも強い」状態を崩すのが今回の狙いです。

遠隔チャンピオンのオーバードライブは近接の半分に

オーバードライブで増える量(R発動から8秒間) 攻撃速度 近接チャンピオン 50% 遠隔(26.11〜26.19) 35% 遠隔(26.20〜) 25% 移動速度 近接チャンピオン 20% 遠隔(26.11〜26.19) 14% 遠隔(26.20〜) 10%
遠隔の効果量は70%→50%。攻撃速度・移動速度とも、近接のちょうど半分になった

アイテム自体の攻撃速度20%と合わせると、遠隔チャンピオンがRを撃った直後の攻撃速度の上乗せは55%→45%です。ヴェインのように通常攻撃の回数で削るチャンピオンにとっては、Rからの8秒間で撃てる通常攻撃が目に見えて減ります。

移動速度の14%→10%も小さくありません。トップのオールインは「Rを撃ってから相手に追いつけるか・逃げる相手に通常攻撃を当て続けられるか」で決まることが多く、追う足が鈍るぶん、相手にフラッシュやダッシュで距離を取られたときに殴り切れない場面が増えます。

判定:遠隔チャンピオンにはナーフ、近接チャンピオンには影響なし。体力450とアルティメットスキルヘイストは残るので、遠隔チャンピオンにとっても「硬くなるアイテム」であることは変わりません。削られたのは、Rからオールインに入ったときの勝ち切る力です。

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パッチごとの変更履歴

遠隔チャンピオン向けの補正は、26.11で入ったばかりです。そこから半年もたたずに2回目の弱体化となり、「遠隔チャンピオンのトップ用アイテム」にはさせないというRiotの方針がはっきりしてきました。

26.202026年10月
  • 遠隔チャンピオンの補正:効果量70%(攻撃速度35%・移動速度14%) ⇒ 効果量50%(攻撃速度25%・移動速度10%)

トップで1手目に買われたときの耐久力とオールインの脅威を抑えるための調整。

26.112026年5月
  • 遠隔チャンピオンのオーバードライブ:攻撃速度50%・移動速度20% ⇒ 攻撃速度35%・移動速度14%(近接は変更なし)

遠隔チャンピオン向けの補正が初めて入ったパッチ。Riotはこのとき、ヴェインやヴァルスがダメージの大部分を保ったまま倒されにくくなっていて、トップレーナーの参入障壁になっていると説明しています。

25.162025年8月
  • オーバードライブ:攻撃速度30% ⇒ 50%、移動速度15% ⇒ 20%

現在の近接の数値になったのはこのパッチからです。

14.192024年9月
  • 素材をトンネル掘り+ファージ+ダガーに変更
  • 体力300 ⇒ 450、攻撃力55 ⇒ 40、攻撃速度25% ⇒ 20%

体力450の「硬い攻撃力アイテム」という今の形になったパッチ。

14.12024年1月

アイテム全体の改修にあわせて新登場。

影響を受けるチャンピオン・受けないチャンピオン

26.20で損をするのは遠隔チャンピオンだけです。まず影響を受ける2体、そのあとに数値が変わらない近接の代表的な使い手を見ていきます。

ヴェイン

ヴェイン26.20 TOPは向かい風:Rからの8秒間で撃てる通常攻撃が減る

ヴェイン(ローディング画像)
ファイナルアワーR ファイナルアワー 攻撃力アップ+オーバードライブで一気に殴り切る
シルバーボルトW シルバーボルト 3回連続で当てると確定ダメージ ⇒ 攻撃速度の低下がそのまま響く

トップのヴェインは、レーン戦で倒されにくくなる体力450と、R「ファイナルアワー」に合わせたオーバードライブを目当てにヘクスプレートを積んでいました。W「シルバーボルト」は同じ相手に通常攻撃やスキルを3回連続で当てると確定ダメージが出るので、Rのあとの攻撃速度が10%下がると、8秒間でシルバーボルトを発動できる回数もそのまま減ります。

一方で26.20では、ヴェイン本体に体力自動回復の強化とQ「タンブル」のマナコスト30(全ランク)への引き下げが入っています。Riotはこれを「ハラスに耐える必要があるボットレーンを手助けする」ための調整と説明しており、トップ用のアイテムを弱めて、ボットレーンのヴェインを支える方向がはっきりしたパッチです。

ヴァルス

ヴァルス26.20 TOPは向かい風:スネアから殴り合う流れの決め手が弱まる

ヴァルス(ローディング画像)
穢れの連鎖R 穢れの連鎖 スネアで止めた相手に、オーバードライブ中の通常攻撃を入れる
枯死の矢筒W 枯死の矢筒 通常攻撃で「枯死の呪い」をためる ⇒ 攻撃速度の低下が響く

トップのヴァルスは、R「穢れの連鎖」のスネアで相手を止め、オーバードライブの攻撃速度でW「枯死の矢筒」の「枯死の呪い」をためてから、スキルで爆発させる流れでオールインします。スネアの時間は変わりませんが、その間に入れられる通常攻撃が減るので、呪いを最大までためる前に相手が動き出す場面が増えます。

ヴァルス本体には26.20の変更はありません。体力450とRのクールダウン短縮(レベル3で46秒)は残るので、ヘクスプレートを積む理由が消えたわけではなく、「積めば殴り合いで勝てる」までの余裕が減った、と考えるのが近いです。

ノクターン

ノクターン26.20 変更なし:Rで飛び込んだ瞬間からオーバードライブが乗る

ノクターン(ローディング画像)
パラノイアR パラノイア クールダウンが長いぶん、ヘクスチャージの短縮が大きい
夢幻斬固有 夢幻斬 通常攻撃のたびにクールダウンが短縮 ⇒ 攻撃速度と噛み合う

R「パラノイア」は元のクールダウンが160/130/100秒と長く、ヘクスチャージで縮む秒数がこのページのチャンピオンでいちばん大きくなります。Rで相手に突撃した瞬間からオーバードライブが乗るので、着地してすぐ攻撃速度50%で殴り始められるのが噛み合っているところです。近接なので26.20の影響は受けません。

ヴァイ

ヴァイ26.20 変更なし:Rで捕まえた相手をそのまま殴り切る

ヴァイ(ローディング画像)
突入捜査R 突入捜査 狙った相手を打ち上げ ⇒ 着地後の殴り合いに攻撃速度が乗る
メッタ打ちW メッタ打ち 殴るほど物理防御を破って追加ダメージ ⇒ 攻撃速度と噛み合う

R「突入捜査」は指定した相手めがけて突撃して打ち上げるRで、着地のあとはそのまま通常攻撃で削り切る流れになります。W「メッタ打ち」はパンチで相手の物理防御を破って追加ダメージを与えるスキルなので、オーバードライブの攻撃速度50%で殴る回数が増えるほど、Wのダメージも積み上がります。体力450で、飛び込んだあとに集中攻撃を受けても倒れにくくなるのも大きいです。

攻略記事ヴァイJG攻略
ウーコン

ウーコン26.20 変更なし:回転中の移動速度アップで、範囲に敵を巻き込みやすい

ウーコン(ローディング画像)
旋風猿舞R 旋風猿舞 回転しながら動く ⇒ オーバードライブの移動速度20%が効く
強棒打Q 強棒打 Rのあとの殴り合いで、通常攻撃の回転が上がる

R「旋風猿舞」は回転しながら移動して、触れた敵を打ち上げるスキルです。オーバードライブの移動速度20%が乗るので、回転したまま敵の後衛まで追いかけて巻き込めるのがヘクスプレートと噛み合う理由です。回転が終わったあとも攻撃速度50%が残るので、打ち上げた相手をそのまま殴り切れます。

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遠隔チャンピオンは今後も積むべき?

遠隔チャンピオンにとって、26.20のヘクスプレートは「体力450とRのクールダウン短縮が付いた、オーバードライブがおまけ程度のアイテム」になりました。積むかどうかは、このアイテムに何を求めていたかで分かれます。

今後も積んでいい場面
  • 相手がバーストで倒しにくるチャンピオンで、まず体力が欲しい
  • Rの回転を上げたい(スネアや強化状態など、R自体が強い)
  • Rを撃ったあとは味方と一緒に戦う形で、1人で殴り切る必要がない
ビルドを見直したい場面
  • Rからのオールインで、1対1で相手を倒し切るのがゲームプランだった
  • オーバードライブの移動速度で相手を追いかけて倒していた
  • Rを逃げにしか使えていない(オーバードライブを活かせない)

近接チャンピオンは何も変わらないので、今までどおりのビルドで問題ありません。むしろ相手のトップがヘクスプレートを積んだ遠隔チャンピオンなら、Rを撃たれたあとの8秒間が26.19より短く感じるはずで、近接側がオールインを受け止めやすくなります。

よくある質問

遠隔チャンピオンはヘクスチャージ(アルティメットスキルヘイスト)も減る?

減りません。遠隔チャンピオン向けの補正がかかるのはオーバードライブの攻撃速度と移動速度だけで、アルティメットスキルヘイスト30と、攻撃力40・攻撃速度20%・体力450のステータスは近接と同じです。

オーバードライブは8秒のまま?

効果時間は8秒のままです。26.11でも26.20でも、変わったのは増える量だけです。

トンネル掘りやファージの段階で止めて、別のアイテムに分岐してもいい?

問題ありません。トンネル掘りはステラックの篭手やショウジンの矛、ファージはブラック クリーバーやトリニティ フォースの素材にもなります。序盤は素材の体力で硬さを確保し、相手の構成を見てから完成品を決める、という買い方ができます。

次の試合で確かめておきたいこと

遠隔チャンピオンでトップに行く人は、練習モードで一度Rを撃ち、オーバードライブ中の攻撃速度がいくつになるかをステータス画面で見ておくと、26.19までとの差が体感で分かります。そのうえで、レーン戦でRを撃つタイミングを「相手のフラッシュやダッシュが落ちているとき」に寄せていくと、移動速度が下がったぶんの追いきれない場面を減らせます。

近接チャンピオンでトップに行く人は、相手のヴェインやヴァルスがヘクスプレートを完成させたあとも、今までほど引かずに戦えるかどうかを試してみてください。Rを撃たれたら下がり、8秒が過ぎてから戦い直す、という受け方は26.19までと同じですが、その8秒間に受けるダメージは確実に減っています。

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この記事を書いた人

2015年にLoLを開始。飽きやすい性格なのに10年以上続けてこれたのは、
このゲームとコミュニティが大好きだからです。

現シーズンはプラチナ1~エメラルド4。
アラフォー企業戦士で、家ではうさぎと暮らしています。
x始めました
https://x.com/lolchamp_jp

初心者にも復帰勢にも「LoLって楽しい!」と思ってもらえるように、
役立つ情報をわかりやすく発信していきます。

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