この記事はパッチ26.18の先行情報(プレビュー)にもとづく記事です
Riotが公開したパッチ26.18プレビューの内容をもとに書いています。正式なパッチノート公開時(9月10日実装予定)に数値や内容が変わる可能性があります。パッチ全体の変更点はパッチノート26.18先行情報にまとめています。
パッチ26.18でグインソー レイジブレードに強化が入ります。変更は「シージングストライクの持続時間が3秒→4秒」の1行だけですが、これは26.14の再スクリプトで意図せず落ちていたパワーを戻すための補填で、オンヒットビルドを使う人には体感で分かる差になります。どんな特性のアイテムなのか、今回の変更がどこに効くのかを図解で、相性の良いチャンピオンとその理由までコンパクトにまとめました。
レイジブレードは「殴り続けるほど強くなり、最大スタック中は3発に1回オンヒットが2回乗る」アイテム。弱点は「殴りが途切れるとスタックが消えて最初からやり直し」になることでした。
今回の変更は火力の数値ではなく、その「途切れ」に対する猶予を1秒延ばすもの。対象を切り替えたり、スキルを1つ挟んだりしたときにスタックが落ちにくくなり、集団戦でオンヒット2回適用の状態を保ちやすくなります。
グインソー レイジブレードってどんなアイテム?
ステータスは攻撃力30・魔力30・攻撃速度25%と、3000Gのアイテムとしては数字だけ見るとかなり控えめです。このアイテムの価値はほぼすべて2つの固有効果にあります。
通常攻撃に30の追加魔法ダメージが「通常攻撃時効果」として乗ります。数字は小さいですが、後述のシージングストライクで2回適用される対象になるのがポイントです。
通常攻撃を行うたびに攻撃速度+8%(最大4スタック=+32%)。持続時間は現在3秒で、殴るたびに延長されます。
そしてスタックが最大の間は、通常攻撃3回ごとに「通常攻撃時効果」を2回適用します。激憤の30ダメージだけでなく、ブレード オブ ルインドキングの割合ダメージ、ヴァルスのW、ケイルのEなど、通常攻撃に乗る効果ぜんぶが2回分になります。
つまりレイジブレードは「殴り続ける時間が長いほど得をする」設計で、最大スタックに乗ってからが本番です。裏を返すと、最後の通常攻撃から時間が空いてスタックが消えると、また4発殴って積み直しになります。ここが今回の変更点につながります。
今回の変更はどう効くのか(図解)
前提:26.14の再スクリプトで、2回適用の初回が「7発目」にズレていた
Riotの説明によると、パッチ26.14でレイジブレードの内部処理を書き直した際、通常攻撃時効果を2回適用する初回タイミングが「6発目」から「7発目」に変わってしまったそうです。これは意図した変更ではなく、26.14以降のレイジブレードは1発分ぶん損をしていた状態でした。
今回の26.18では発動回数そのものを6発目に戻すのではなく、シージングストライクの持続時間を3秒→4秒に延ばす形でパワーを補填します。つまり「スタックが落ちにくくなる」方向の強化です。
図の「3.5秒空く」は、集団戦でよくある状況です。前衛を倒して次の対象に歩いて向かう、マスター・イーがQ「アルファストライク」で飛ぶ、ヴァルスがQのチャージを挟む。こうしたちょっとした間で3秒を超えるとスタックが消え、また4発の積み直しから始まっていました。それが4秒になることで、同じ動きをしてもスタックが生き残るケースが増えます。
攻撃速度で言い換えると:持続3秒は「攻撃速度1.0なら通常攻撃2発分の空白でギリギリ」でしたが、4秒なら3発分の空白まで耐えます。攻撃速度が低い序盤~中盤ほど、この1秒の差は大きく出ます。
相性の良いチャンピオンと、その理由
レイジブレードが強いチャンピオンの条件はシンプルで、「通常攻撃に乗る自前の効果を持っている」こと。2回適用の恩恵が、激憤の30ダメージだけでなくチャンピオン自身のスキルにも及ぶからです。そこに今回の「途切れに強くなる」変更を重ねると、スキルで通常攻撃が途切れやすいチャンピオンほど恩恵が大きいと言えます。
マスター・イー恩恵 大:Qで殴りが途切れる代表格。本体の補填も同時に入る
Qで飛んでいる間は通常攻撃が止まるので、これまでは「Qを挟んだらスタックが落ちる」場面が多いチャンピオンでした。持続4秒になるとQ→着地→殴りの流れでスタックが残りやすく、Eの確定ダメージが2回乗る状態を集団戦のあいだ保ちやすくなります。26.18で本体にも補填が入るため、いちばん分かりやすく強くなるチャンピオンです。
ヴァルス相性 ◎:W「枯死の矢筒」の「枯死の呪い」が2回積まれる
最大スタック中は3発に1回、「枯死の呪い」が2つ積まれるので、3スタック起爆までが1テンポ速くなります。Qのチャージや起爆スキルで通常攻撃が空きやすい設計なので、4秒への延長はそのまま「起爆したあとも殴り直しがいらない」形で効いてきます。
カイ=サ相性 ◎:固有スキル「ヴォイドスキン」のスタックが2回積まれる
4スタックで起爆する固有スキルが、2回適用のたびに一気に進みます。Wを撃ったりEで位置を取り直したりする間に通常攻撃が空くので、「スキルを使ったらスタックが落ちて、また4発から」というストレスが減るのが今回の恩恵です。
ケイル相性 ◎:Eの追加魔法ダメージ+攻撃力と魔力の両方が活きる
攻撃力と魔力の両方を持つステータスがそのまま火力になる数少ないチャンピオンです。レベル16以降は射程が伸びて殴り続けられるので最大スタックの維持はもともと得意ですが、Rを使ったあとやフラッシュで位置を変えたあとにスタックが残るようになる分が今回の上乗せです。
ヴェイン相性 ◎:W「シルバーボルト」の3発目が早く来る
2回適用でシルバーボルトのカウントが進むため、タンクを溶かす速度が上がります。Qのタンブルや壁際への逃げで通常攻撃が空くチャンピオンなので、4秒になると「逃げながら殴り直す」場面でもスタックを持ち越しやすくなります。
コグ=マウ相性 ◎:W「有機性魔力砲」の割合ダメージが2回乗る
Wの間はひたすら殴り続けるチャンピオンなので、最大スタック中の恩恵をもっとも安定して引き出せるADCです。もともと殴りが途切れにくいぶん持続延長の恩恵は他より小さめですが、Wが切れて再発動するまでの間にスタックを落としにくくなります。
逆に、クリティカル型のADC(ジンクス、ケイトリンなど)やスキル主体のチャンピオンは、通常攻撃に乗る自前の効果が少ないため、2回適用の恩恵が激憤の30ダメージ程度に留まります。レイジブレードを積むかどうかは「自分のスキルに通常攻撃時効果があるか」で判断するのが早いです。
いっしょに積みたいアイテム
チャンピオン側に通常攻撃時効果が薄くても、アイテムで通常攻撃時効果を足せば2回適用の対象は増やせます。定番の組み合わせは次の4つです(アイテム名から図鑑の詳細ページに飛べます)。
ステータスの内訳、素材、組み合わせのおすすめはアイテム図鑑「グインソー レイジブレード」にまとめています。図鑑はパッチ26.18の正式ノート公開後に数値を更新します。
実装日までにやっておくこと
今回の変更は数字の上では「1秒」ですが、体感で分かるのはスタックが落ちる瞬間を知っている人だけです。9月10日の実装までに、いつも使うチャンピオンで「今どのタイミングでスタックが切れているか」を一度意識してプレイしてみてください。攻撃速度のバフアイコンが消える瞬間を見ておくと、実装後に「あ、ここで残るようになった」とはっきり分かります。
もうひとつ、26.14以降に「なんとなくレイジブレードの回りが悪い」と感じてビルドから外していた人は、26.18で戻す価値があります。特にマスター・イーは本体の補填も同時に入るので、ジャングルで久しぶりに触るならこのパッチが入口です。正式なパッチノートが出たら、この記事とパッチノート記事の数値を確定版に更新します。
