レベル3になった瞬間、レネクトンがダッシュで飛び込んできて、斬られて、動けなくなって、もう1回ダッシュで帰っていく。気づけば体力は半分以下で、こちらはほとんど殴り返せていない。しかも削ったはずのレネクトンは、次の交換でもっと強いスキルを撃ってくる──序盤のレネクトン戦は、この「一方的な短い交換」の繰り返しで崩れていきます。
この記事では、レネクトンに強いカウンターピックと、カウンターを選べなかった試合でも通用する対策をまとめます。先に結論のカウンターピックから始め、理由と立ち回りはそのあと順番に解説します。
結論:レネクトンに強いカウンターピック5選
レネクトンの強さの中心は、「フューリー」が50溜まったときの強化スキルと、E「スライス・アンド・ダイス」の2段ダッシュによる「入って、止めて、帰る」短い交換です。そしてその強さは、序盤に一番大きく、試合が長引くほど薄れていきます。なので、カウンターの条件は近づかれる前に削れるか、近づかれても長い殴り合いに持ち込めること、そして序盤を耐えれば後半に追い抜けることの2つです。
イラオイ ─ 「入って帰る」の帰り道を、触手で塞ぐ
レネクトンは近接なので、交換のたびにイラオイの近くまで来る必要があります。固有スキル「旧神の預言者」の触手は地形に生えて敵を攻撃し、敵チャンピオンに当たるたびにイラオイを回復します。触手の近くで戦えば、レネクトンの短い交換でもイラオイの方が多くダメージを与え、多く回復できます。E「魂の試練」で魂を引きずり出せば、魂への攻撃が本体にも反映され、離れれば「器」になって周りに触手が生えるので、2段目のダッシュで帰っても逃げ切れません。
触手が無い場所で戦うと、レネクトンの強化Wからのコンボに負けます。壁際の触手が生えている位置で待ち、Eを当ててから戦うこと。R「信仰震」は当たった敵チャンピオンの数だけ触手を生むので、レネクトンが飛び込んできた瞬間に合わせましょう。
ティーモ ─ 目つぶしで、フューリーを溜めさせない
レネクトンの「フューリー」は攻撃で溜まるリソースです。ティーモのQ「目つぶしダーツ」でブラインド状態にすると通常攻撃が外れるので、レネクトンは通常攻撃でフューリーを溜められず、強化スキルを撃つまでの時間が延びます。E「毒たっぷり吹き矢」で射程の外から削り続け、Eで飛び込まれたらW「駆け足!」の加速で距離を取り直す。レネクトンの得意な「近距離の短い交換」を、そもそも発生させない戦い方ができます。
レネクトンのEが2回とも残っているときに前へ出ると、ダッシュで捕まります。Eを使わせたのを見てから毒を塗りに行くこと。Qはレネクトンが通常攻撃でフューリーを溜めに来た瞬間に合わせると効果が最大になります。
ナサス ─ 序盤を耐えれば、時間が味方になる
序盤はレネクトンが明確に有利な相手ですが、ナサスはQ「サイフォンストライク」でとどめを刺すたびに威力が増すチャンピオンです。レネクトンが序盤の差で押し切れなければ、中盤以降は立場が完全に逆転します。W「ウィザー」は対象の移動速度と攻撃速度を徐々に下げるので、Eで飛び込んできたレネクトンの殴り合いと追撃を鈍らせられます。R「アヌビスの怒り」は体力と物理防御・魔法防御を上げるので、レネクトンのRのオールインも受け止められます。
レベル1〜5はQでCSを取ることに集中し、殴り合いには一切応じないのが基本。タワー下でもQのラストヒットを落とさない練習をしておくと、この対面が一気に楽になります。Wはレネクトンが飛び込んできた瞬間に。
マルファイト ─ 物理だけの火力を、物理防御で止める
レネクトンのダメージは、Q・W・Eのすべてが物理です。マルファイトは物理防御を積むほど硬く、E「グラウンドスラム」のダメージも物理防御に応じて伸びるので、防具を買うほど攻守が同時に強くなります。Q「サイズミックシャード」は対象指定で移動速度を奪うので、交換を終えて2段目のダッシュで帰ろうとするレネクトンの足を遅くできます。R「アンストッパブル・フォース」は、レネクトンが飛び込んできた瞬間の反撃にも、ジャングラーとのガンク合わせにも使えます。
固有スキル「グラナイトシールド」は通常の交換を吸ってくれますが、強化W「メッタ斬り」は対象のダメージシールドを消します。レネクトンのフューリーが50を超えているときは、シールドを当てにせず下がりましょう。物理防御の完成アイテムが1つ揃えば、交換の収支は逆転します。
ナー ─ 跳ねて逃げ、メガナーで止め返す
ミニナーの時間は遠距離から通常攻撃とQ「ブーメラン/ぽいっ」で削れ、ブーメランは当たった敵にスロウを与えます。E「ぴょんぴょん/ドーン!」はユニットの上に着地するとさらに遠くまで跳ねるので、レネクトンがEで飛び込んできても、ミニオンを踏み台にして射程の外へ逃げられます。固有スキル「ぷんすこ」で怒りが溜まってメガナーになれば、W「ごきげん/こてんぱん」のスタンとR「ナー!」の壁際スタンで、今度はこちらがレネクトンを止める側に回れます。
ミニナーのときにフューリー50以上のレネクトンの近くにいると、強化Wからのコンボで一気に削られます。メガナーへの変身が近いときだけ近づき、変身前はEを逃げ用に残しておきましょう。
※逆に、
ヤスオ・
イレリア・
ダリウスのように、近づいて殴り合いたいのに序盤の装備が揃っていない近接ファイターは、レネクトンが得意とする相手です。こうしたチャンピオンでレネクトンと当たったら、序盤に勝とうとせず、次の章の立ち回りで「大きく負けない」ことを優先してください。
レネクトンの何が怖いのか|対策の前提知識
レネクトンの怖さは、「ゲージが溜まると全部が強くなる」「止められている間に削られる」「入っても帰れる」の3つです。どれもフューリーとEの使い方で決まるので、その2つを中心に見ていきます。
激情の支配 ── ゲージが50を超えたら「危険」の合図
攻撃で「フューリー」を獲得し、フューリーを消費するとスキルに追加効果が付きます。Q・W・Eはどれもフューリー50以上で強化版になります。そしてもう1つの注意点は、レネクトンの体力が低いほどフューリーの獲得量が増えること。削って有利になったと思った瞬間に、レネクトンのゲージは一番溜まりやすくなっています。
ミートカット ── 削った分を、その場で取り戻す
武器を振り回して周りの敵に物理ダメージを与え、ダメージの数パーセントに相当する体力を回復します。フューリーが50以上なら、ダメージも回復量も増えます。ミニオンを巻き込んでも回復するので、ウェーブの中で使われると、こちらが削った分があっさり戻ってしまいます。
- ミニオンが多い場所でレネクトンと殴り合わない。Qの回復量がミニオンの数だけ増える
- 回復阻害を持てるなら、Qの回復を削るだけで交換の収支が大きく変わる
メッタ斬り ── 止めている間に、全部を当てる
敵を2回斬りつけてスタンさせる対象指定のスキルです。フューリーが50以上なら攻撃回数が3回に増え、スタン時間が延び、対象のダメージシールドを消滅させます。レネクトンのコンボはこのスタンの間にQとEを重ねる形なので、強化Wを受けた時点で、その交換はほぼ負けが決まります。
- シールドで受けようとしない。強化Wはシールドごと消してくる
- 強化Wを使わせたら、次のフューリーが溜まるまでがこちらの時間
スライス・アンド・ダイス ── 入るダッシュと、帰るダッシュ
ダッシュ攻撃で進路上の敵にダメージを与えるスキルで、2回目のダッシュが使えます。強化時はダメージが増え、2回目のダッシュが当たった敵の物理防御を下げます。レネクトンの基本の交換は「1回目で入る→Wで止める→Qで斬る→2回目で帰る」。つまり2回目のダッシュが残っている限り、レネクトンは安全に帰れるということです。
- レネクトンがEの1回目で入ってきたら、2回目で帰る方向を予想して、その先に立たない
- 2回とも使い切ったレネクトンは、しばらく逃げる手段がない。ここが反撃のチャンス
セベクの怒り ── 体力とゲージを一気に足す
凶暴化して最大体力が増え、周りの敵にダメージを与えます。凶暴化中は毎秒フューリーが溜まっていくので、Rを使ったレネクトンは強化スキルを連発してきます。レベル6以降のオールインや、タワー下への飛び込みは、たいていこのRと一緒にやってきます。
- レネクトンがRを使ったら、効果が切れるまで下がる。凶暴化中の殴り合いは分が悪い
- Rが落ちている時間を覚えておく。その間に仕掛けられたら、殴り合いに応じてよい
カウンターを選べなかった時の対策|どのチャンピオンでも効く立ち回り
レネクトンは序盤のレーン戦で主導権を握りたいチャンピオンなので、先に出されることも、後から出されることもあります。カウンターを選べなかった試合でも、次の4つはどのチャンピオンを使っていても機能する対策です。
① フューリー50以上のときは、交換しない
レネクトンの体力バーの下にあるフューリーゲージは、こちらからも見えます。50を超えているときは強化スキルが来るので、一歩下がってCSを諦める。50未満のときに交換する。これだけで、序盤の交換の収支が大きく変わります。レネクトンはミニオンを殴ってゲージを溜めるので、溜まっていく様子を見ていれば、次に仕掛けてくるタイミングも分かります。
② Eの2回目が残っているうちは、追いかけない
レネクトンがEで飛び込んできて交換が終わったあと、殴り返そうと追いかけると、2回目のダッシュで帰られて空振りします。2回目のダッシュを見てから反撃するのが基本です。2回目を使わずに留まっているなら、それは「もう一度入る準備」なので、こちらが下がる番です。
③ ドラン シールドで「序盤を耐える」と決める
レネクトンが一番強いのは序盤です。スタートは
ドラン シールドにして、レベル6前後まではCSを取れれば十分と割り切りましょう。レネクトンは押し込んで交換したいチャンピオンなので、ウェーブを自分のタワー寄りに置けば、飛び込むたびにタワーに近づくことになります。最初の帰還では物理防御の素材を1つ。それだけで強化Wのコンボに耐えられる回数が増えます。
④ ジャングラーは「Eを使い切った後」に呼ぶ
レネクトンはEの2段ダッシュで逃げられるうえ、強化Wで来たジャングラーを止めることもできます。ガンクはEを2回とも使ったあとか、フューリーが空になったあとに合わせてもらいましょう。レネクトンが押し込んでいるときほど、ジャングラーが背後から回り込みやすくなります。
アイテムでレネクトンを弱くする
レネクトンのダメージは、Q・W・Eのすべてが物理ダメージです。アイテムの考え方は、物理防御を早めに積むことと、Qの回復を削ることの2つ。逆に、シールドを頼りにした防御は強化Wで消されるので相性がよくありません。
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プレート スチールキャップ──物理ダメージを素直に軽くする
物理防御が付くので、レネクトンのコンボ全体が軽くなります。レネクトンの火力はスキルが中心ですが、それでも物理防御の効果はそのまま乗ります。レネクトン相手のブーツで迷ったら、まずこれです。 -
ソーンメイル(タンク)──Qの回復を削る
物理防御に加えて、攻撃してきた相手に回復阻害を与えます。レネクトンはQの回復でレーンに居座るチャンピオンなので、回復を削るだけで交換の収支が変わります。タンクなら最初の防具の候補に入れておきましょう。 -
デス ダンス(ファイター)──短い時間のバーストを受け流す
物理防御と攻撃力を持ち、受けたダメージの一部を時間をかけて受けるようにする効果があります。レネクトンのダメージは強化Wのスタン中に集中するので、一度に受けるダメージを分散できるデス ダンスはよく噛み合います。 -
コントロール ワード──ガンクと飛び込みを見張る
レネクトンは押し込んでから味方のジャングラーと一緒にタワー下へ飛び込んでくることがあります。川の入口にコントロール ワードを置いておけば、2人で来るタイミングを先に知れます。 - 買っても解決しないもの:シールドに頼る防御
強化W「メッタ斬り」は対象のダメージシールドを消滅させます。シールドを張るアイテムやスキルで受けようとしても、肝心のコンボで消されてしまうので、レネクトン相手には体力と物理防御そのものを増やす方にお金を使ってください。
時間帯別の危険度|いつ戦っていつ逃げるか
- レベル1〜5:最も危険な時間帯。レベル3でE・W・Qが揃うと、レネクトンのコンボが完成します。フューリーが50を超えたら下がり、ミニオンの多い場所で殴り合わない。ここで大きく負けなければ、この対面の一番苦しい時間は越えたことになります。
- レベル6以降:Rでの飛び込みが増える。Rで体力とゲージを一気に足したレネクトンは、タワー下まで追ってくることがあります。レネクトンがRを使ったら、効果が切れるまでタワーから離れずに耐えるのが基本です。
- サイドレーンの戦い:装備の差次第。レネクトンは中盤以降、序盤ほどの差を作りにくくなります。物理防御の完成アイテムが1つあれば、互角以上に戦える場面が増えてきます。それでもフューリーが溜まった状態のレネクトンに1人で挑むのは避けましょう。
- 集団戦:影響は小さめ。レネクトンは1人を止めて倒す力は強いものの、集団戦で全体を崩す力は大きくありません。飛び込んできたレネクトンを止めて、味方と一緒に囲むだけで、むしろこちらが得をします。
- こちらのターンはいつか:「フューリーが50未満のとき」「Eを2回とも使ったあと」「Rが落ちている間」。この3つは画面で見て分かるので、意識している側が得をします。
レネクトン対策のよくある質問
Q. 体力を削ったのに、なぜか逆にスキルが強くなって負けます。
固有スキル「激情の支配」の仕様です。レネクトンは体力が低いほどフューリーの獲得量が増えるので、削られて追い詰められたときほど、強化スキルを撃てる状態になりやすいのです。体力を削ったら、その場で倒し切れるかを判断し、倒し切れないなら深追いせずに下がりましょう。削っただけで満足して前に出続けるのが、一番の負け筋です。
Q. サモナースペルは何を持てばいいですか?
序盤を耐える前提なら、テレポートが安定します。レネクトンに押し込まれて帰還しても、すぐにレーンへ戻れるからです。レネクトンのコンボで倒されることが多いなら、イグゾーストも選択肢になります。強化Wからのコンボに合わせれば、受けるダメージを大きく減らせます。
Q. タワー下にいても飛び込まれて倒されます。
レネクトンはEの2段ダッシュで、タワーの攻撃を受けてもすぐに外へ帰れるチャンピオンです。タワー下では、レネクトンが1回目のEで入ってきた瞬間に、タワーの射程の奥へ下がるのが基本です。レネクトンがタワーに長く留まるほど、タワーのダメージで追い返せます。フューリーが溜まっているときは、ミニオンのそばに立たないことも大切です。
Q. レネクトンはいつ頃から怖くなくなりますか?
目安は、こちらに物理防御の完成アイテムが揃った頃です。レネクトンは序盤の差でレーンを押し切ることが勝ち筋なので、序盤に差がつかなかった時点で、レネクトン側の計画は崩れています。スコアボードでレネクトンのアイテムと自分のアイテムを見比べ、差が無いなら中盤以降は自信を持って戦って構いません。
Q. 味方のジャングラーには何を伝えればいいですか?
「レネクトンのEが2回とも落ちたら来てほしい」「ゲージが空のときに来てほしい」の2つです。レネクトンは強化Wで、ガンクに来たジャングラーを止め返すこともできます。ゲージが溜まった状態のレネクトンへのガンクは、逆にキルを取られることがあるので注意しましょう。
自分のチャンピオンからみたレネクトンとの相性は?
この記事はレネクトン対策の総論です。「自分が使うチャンピオン」対「レネクトン」の個別の相性と立ち回りは、対面チェッカーで確認できます。ピック画面で開いて、その試合の方針決めに使ってください。
まとめ|レネクトン対策は「ゲージを見る」と「序盤を耐え切る」
レネクトンに負ける試合は、たいていゲージが溜まったレネクトンの近くでCSを取りに行き、強化Wからのコンボを受けて、帰っていくレネクトンを追いかけた試合です。レネクトンの交換は速く見えますが、仕掛けてくる合図はすべて画面に出ています。ゲージと、Eの残り回数。この2つを見ているだけで、レネクトンは「何をしてくるか分かる相手」に変わります。
次にレネクトンと当たったら、ロード画面の時点で「自分はレベル6まで耐える側だ」と決めてしまいましょう。スタートはドラン シールド、最初の帰還では物理防御の素材を買い、ゲージが50を超えたら一歩下がる。序盤に差をつけられなかったレネクトンは、時間が経つほど苦しくなるチャンピオンです。焦って殴り合いに応じるのではなく、時間を味方につけてください。
- ピックで対策するなら:触手で帰り道を塞ぐイラオイ、目つぶしでゲージを溜めさせないティーモ、後半に追い抜くナサス、物理防御で止めるマルファイト、跳ねて逃げてメガナーで止めるナー
- ピック以外で対策するなら:フューリー50以上で交換しない、Eの2回目を見てから反撃、序盤は耐えると割り切る
- アイテムなら:プレート スチールキャップと物理防御。ソーンメイルでQの回復を削り、シールド頼みの防御は避ける
レネクトンを使う側がいつ仕掛け、どの対面で何を狙っているかは、レネクトン TOP完全攻略で解説しています。仕掛ける側の考え方を知っておくと、下がるタイミングも読みやすくなります。TOPレーン全体のチャンピオン選びはTOP攻略まとめをどうぞ。
