【パッチ26.14】ナミ SUP完全ガイド|E強化で潮目が変わった、Wの往復回復とQ→Eオールインで戦況を操る”潮呼びの巫女”、最新ビルド・ルーン・レシオ・立ち回り【LoL】

ナミ
SUP / BOT
ナミ(潮呼びの巫女)
サポート / エンチャンター / AP / 難易度:中

ナミは、海の力で味方と敵の間を行き来する水流を操る、攻守一体のエンチャンターサポートです。W「潮の流れ」で味方を回復しながら敵を削り、E「潮使いの祝福」で味方の通常攻撃に追加ダメージとスロウを乗せ、Q「水の牢獄」のスタンで敵を捕まえ、R「海神の舞」の超長射程ノックアップで集団戦を丸ごと動かします。回復・攻撃バフ・CCのすべてを持ち、「味方を支えながら、自分から勝負も仕掛けたい」人にぴったりのチャンピオンです。

パッチ26.14時点のナミは、キーストーンをエアリー召喚に据えた魔道メインのルーンと、サポートアイテムを進化させたドリームメーカーを起点に、ヘリアの残響→ムーンストーンの再生へつなぐ回復重視の構成が主流です。2026シーズンのナミは波乱の一年で、帝国の指令の作り直しで代名詞だった型を失い一度勝率を大きく落としましたが、26.14でE「潮使いの祝福」の追加ダメージが大幅に強化され、潮目が戻ってきました。ナミの勝敗は、「Wを誰から当てて往復させるか」「Qをいつ撃つか」「Eを攻撃の前にかけられるか」という、一手ごとの設計にかかっています。

初心者はここだけ覚えればOK
  • W「潮の流れ」は味方と敵の間を跳ね返る。回復とダメージを同時に出せるナミの主軸スキル
  • 仕掛ける前に、必ずE「潮使いの祝福」を味方の攻撃役にかけてから攻める
  • Q「水の牢獄」はゆっくり飛ぶので、敵の少し前を狙って撃つ(予測撃ち)
パッチ26.1〜26.14 ナミ(SUP)の変化点まとめ ─ 帝国の指令の再編で一度沈み、26.14のE強化で潮目が戻る

前提:ナミは「Wの往復」「Qの捕獲」「Eの攻撃バフ」で戦うエンチャンター

ナミは、味方と敵の間を跳ね返るW、スタンで捕まえるQ、味方の攻撃を強化するE、超長射程のRという、性能の根っこが何年も変わっていないチャンピオンです。2026シーズンに変わったのは、ナミ本体の細かな数値と、ナミを取り巻くアイテム・サポートの仕組みの方でした。

26.1:シーズン2026開幕 ─ SUPロールクエストの整備

開幕パッチ26.1で各ロールに専用の「ロールクエスト」が整備され、サポートにはコントロールワードの専用枠や割引といった、視界管理を後押しする報酬が組み込まれました(詳細は後述のコラムで解説します)。ゴールド生成の底上げにより、視界に投資しながらエンチャンター装備を揃えやすくなっています。

26.7:W「潮の流れ」の弱体化 ─ 跳ね返るたびの減衰が増加

Wの跳ね返り時の効果減衰が1回につき10%から20%へ強化される弱体化を受けました。代わりに魔力100につき減衰を15%軽減(従来は10%)と、魔力を積んだ場合の補正は上がりましたが、魔力の少ないサポート運用では、往復の2跳ね目・3跳ね目の回復とダメージが目に見えて軽くなりました。「最初に誰へ当てるか」の重要度が上がった調整です。

26.11:帝国の指令の作り直し ─ ナミの代名詞ビルドが消滅【転機】

ナミにとって2026シーズン最大の事件です。帝国の指令から「CCを当てた敵をマークし、味方の攻撃で起爆させる」効果が削除され、CC付与時に相手の被ダメージを増やす汎用アイテムへ作り直されました。QのスタンやRのノックアップでマークをばら撒き、味方に起爆してもらう型はナミの代名詞だっただけに影響は大きく、集計サイトの勝率は約52%から40%台後半まで急落。あわせて、Rが至近距離の敵に2重にダメージを与えていた不具合も修正されています。

26.14:E「潮使いの祝福」の大幅強化 ─ 勝率50%台へ回復【現在地】

Eの1回あたりの追加魔法ダメージが20/30/40/50/60から20/35/50/65/80へ引き上げられました。最大レベルでは3割増しという大きな強化で、公式パッチノートでも「帝国の指令の変更以降、水を得られない魚のようだった」と名指しでフォローされた調整です。同じパッチでセラフィーンやセナといった競合サポートが弱体化されたことも追い風で、集計サイトでは勝率50%台・ピック率9%前後と、中堅上位の立ち位置まで戻ってきました。まとめると、やること(Wの往復・Qの捕獲・Eを先がけ)は昔のまま、勝ち筋が「アイテムのマーク起爆」から「E強化とヘリアの残響の回復力」へ移ったのが2026シーズンのナミです。

目次

ナミは今SUPで強い?初心者にもおすすめ?

結論から言うと、ナミ SUPはパッチ26.14のE強化で中堅上位まで復帰しており、サポート中級者はもちろん、エンチャンターの基本を一通り学びたい初心者にもおすすめできるチャンピオンです。回復・攻撃バフ・CC・ポークをすべて持つ万能型で、レーン戦はレベル2から仕掛けられるほど強いのが持ち味です。ただし「全部持っている」ぶん、どのスキルをいつ使うかの判断が求められ、慣れるほど貢献度が伸びていくタイプです。

  • 現環境での評価:中堅上位。26.14のE強化と競合サポートの弱体化が追い風で、勝率50%台に回復
  • 初心者〜中級者におすすめできるか:おすすめ。回復・バフ・CCの使いどころをまとめて学べる教材向き。ただしQの予測撃ちには練習が要る
  • 操作難易度:中程度。スキル自体は素直だが、QとRのエイム、Wの当て順で上限が伸びる
  • レーン戦の強さ:かなり強い。E→味方の攻撃→W回復のサイクルで、序盤から体力差を作れる
  • 集団戦性能:高い。Rの超長射程ノックアップで開戦もカウンターもでき、WとEで味方を支え続けられる
  • エンゲージ性能:中程度。Qが当たれば自分から試合を動かせるが、外すと隙が大きい
  • どんな人に向いているか:味方を回復で支えつつ、キャッチやオールインにも積極的に絡みたい人

ナミで最初に意識したいのは、「守りのスキルを攻めにも使う」ことです。Wは回復スキルであると同時にポークスキルであり、Eは味方への攻撃バフであると同時にスロウでの捕獲補助でもあります。この「1つのスキルで2つの仕事をする」感覚がつかめると、ナミの万能さが一気に花開きます。サポートというロールの基本から知りたい方は、ボットレーン全般の立ち回りガイドもあわせてどうぞ。

SUPロールクエスト ─ コントロールワード専用枠(40G・最大2個)と、キャッチ型エンチャンター ナミの活かし方

SUPは「チームの視界と安全」を担う特別な役割

サポートは、ボットレーンで味方の攻撃役を支えつつ、チーム全体の視界とピール・イニシエートを引き受ける役割です。2026シーズンからは各ロールに専用のクエストと報酬が用意される「ロールクエスト」が導入され、サポートにはこの役割を後押しする報酬が組み込まれました。クエストはサポートアイテムでのゴールド獲得や味方の近くでの立ち回りで自然に進みます。

2026シーズンのSUPロールクエストでもらえるもの

  • コントロールワード専用の保管枠:クエスト完了後、アイテム欄とは別枠でコントロールワードを保管できるスロットを得ます。装備の枠をひとつも犠牲にせず、終盤まで視界の主導権を握り続けられます。
  • コントロールワードが40Gに割引・最大2個ストック:完了後はコントロールワードが40Gに値下がりし、専用枠に最大2個まで持てます。リコールのたびに気軽に補充できる価格です。
  • ミニオン・サポートアイテムからのゴールド/経験値の上昇:サポートのゴールド生成が底上げされ、視界に投資してもコアアイテムの完成が遅れにくくなりました。

ナミにとっては「Qを当てる準備」になる報酬

ナミのキャッチ力の源はQのスタンですが、Qはゆっくり飛ぶため、相手がこちらの視界外から動いてくる状況では当てようがありません。川や茂みにコントロールワードを置いて敵の動きを先に見られれば、ガンクへの反応でQを合わせたり、茂みの出口に先置きしたりと、当てる状況を自分で作れます。また機動力のないナミにとって、敵ジャングラーの位置が見えていることは、Wでポークに出てよいかどうかの判断材料そのものです。コントロールワードを安く・別枠で持てるこの報酬は、「視界で安全とQの精度を買う」ナミと相性抜群。ゴールド生成の強化でヘリアの残響の完成も早まるので、視界と装備を両輪で育てていきましょう。

ナミ(SUP)の強みと弱み

強み

  • W「潮の流れ」で回復とダメージを同時に出せる
    味方と敵の間を最大3回跳ね返る水流で、ヒールとポークを一手で行えます。トレードのダメージ交換で常に一歩有利を取れるのがナミのレーンの強さの源です。
  • E「潮使いの祝福」の攻撃バフが26.14で大幅強化
    かけた味方の通常攻撃とスキルに追加魔法ダメージとスロウが付きます。追加ダメージの数値が引き上げられ、レーンの殴り合いからオールインまで、Eを先がけした側が明確に有利になりました。
  • Q「水の牢獄」のスタンでキャッチもカウンターもできる
    当たれば長めのスタンで、E込みの味方の集中攻撃がまるごと入ります。エンチャンターでありながら、自分から勝負を作れる手段を持っているのが大きな差別化点です。
  • R「海神の舞」が射程2550の超長距離イニシエート
    画面の端から届く大波で、触れた敵全員をノックアップしてスロウを与えます。開戦の号砲にも、敵の飛び込みへのカウンターにも使える万能ウルトです。
  • 固有スキル「さざなみの後押し」で味方の機動力を底上げできる
    スキルが味方に命中するたび移動速度が短時間増加します。WやEを配るだけで味方の追撃も離脱も速くなり、Rに触れた味方は効果が2倍になります。

弱み

  • 機動力がなく、捕まると一瞬で落ちる
    ダッシュも逃げスキルもないため、ブリッツクランクのフックやレオナの飛び込みがそのままデスに直結します。位置取りが命です。
  • Qの予測撃ちに慣れが要る
    弾速が遅く、外すと最大12秒の隙が生まれます。1回のミスがオールインの失敗につながるため、当たる場面を選ぶ判断が必要です。
  • Wのマナ消費が重く、乱発するとすぐ枯れる
    序盤にWを垂れ流すとオールインの場面でマナがありません。マナフローバンドと使いどころの管理が前提のスキルです。
  • 26.7以降、Wの跳ね返り減衰が大きい
    跳ね返るたびに効果が20%ずつ減衰するため、当て順が悪いと回復もダメージも軽くなります。「誰から当てるか」を毎回考える必要があります。
  • Rは直線的で、単体に使うと価値が出にくい
    射程は長くても波はゆっくり進むため、横に避けられることがあります。複数を巻き込める密集地か、逃げ道を塞ぐ角度で使う工夫が要ります。

ナミ(SUP) おすすめルーン(パッチ26.14)

ナミ サポートのルーンは、現在も魔道メインのエアリー召喚が主流です。エアリー召喚はEで味方を強化するたびにシールドを飛ばし、W・Qのポークには追加ダメージを乗せる、攻守どちらでも働くナミのためのようなキーストーンです。マナフローバンドでWの重いマナ消費を支え、至高でスキルヘイストを確保し、追火で序盤のポークを尖らせます。長期戦を見据えるなら追火の代わりに強まる嵐でも構いません。サブは不滅で、ボーンアーマーが前に出た時の被弾を軽減し、生気付与がWと回復アイテムの効果量を底上げします。

項目選択
メインパス 魔道魔道
キーストーン エアリー召喚エアリー召喚
メインルーン 2段目 マナフローバンドマナフローバンド
メインルーン 3段目 至高至高
メインルーン 4段目 追火追火(長期戦を見るなら強まる嵐)
サブパス 不滅不滅
サブルーン 1 ボーンアーマーボーンアーマー
サブルーン 2 生気付与生気付与
ステータスシャード アダプティブフォース / 移動速度 / 体力
ナミ(SUP) ルーンの考え方
  • キーストーンはエアリー召喚。Eの先がけでシールドが飛び、W・Qのポークには追加ダメージが乗る、攻守両対応の基本ルーン
  • マナフローバンドは実質必須。Wのマナ消費が重いナミは、これがあるかどうかでレーンの継戦力が段違い
  • 仕上げは序盤のトレードを尖らせる追火が基本。Wの往復に毎回焼きが乗るため相性が良い
  • サブの不滅は、ボーンアーマーで前に出た時の事故を軽減し、生気付与でWとヘリアの残響の回復を底上げする守りの組み合わせ

※サモナースペルはフラッシュ+ヒールが現在の主流です。逃げスキルのないナミにとって、ヒールの移動速度増加は疑似的な自衛手段にもなります。相手にアサシンや強引な飛び込みがいるならヒールをイグゾーストに、レベル2からのオールインでキルを取り切りたいキルレーンならイグナイトに替える選択もあります。

ナミ(SUP) おすすめビルド(パッチ26.14)

ナミ サポートのビルドは、帝国の指令の作り直し(26.11)を経て、スキルの手数を回復に変換するヘリアの残響→ムーンストーンの再生の回復軸が主流になりました。Wを筆頭にスキルを何度も味方へ触れさせるナミは、この2つの装備との相性が抜群です。サポートアイテムを進化させたドリームメーカーで序盤の支援力を確保し、4品目以降は味方の構成に合わせてアーデントセンサーやリデンプションを足していきます。

スタートアイテム

ワールド アトラス ワールド
アトラス
体力ポーション 体力
ポーション

サポートの基本スタートです。体力ポーションで序盤の削り合いを支えながら、サポートアイテムとSUPロールクエストを進めます。

コアビルド

ドリームメーカー ドリーム
メーカー
アイオニア ブーツ アイオニア
ブーツ
ヘリアの残響 ヘリアの
残響
ムーンストーンの再生 ムーンストーン
の再生
アーデントセンサー アーデント
センサー

ヘリアの残響とムーンストーンの再生が現在のナミの土台です。Wの往復、Eの先がけ、Qのポークと、スキルが味方や敵に触れるたびに回復が連鎖し、ナミの「手数の多さ」がそのまま支援量に変わります。仕上げのアーデントセンサーは、E強化と合わせて味方の攻撃役の火力を大きく伸ばす定番です。守りを厚くしたい試合はリデンプションやミカエルの祝福に入れ替えましょう。

アイテム詳細・選択肢

  • ドリームメーカー
    ドリームメーカー(サポートアイテム完成形) ワールド アトラスから進化するエンチャンター向けのサポートアイテムです。回復やシールドを与えた味方を守る効果を持ち、Wを配るだけで自然に発動します。SUPロールクエストと合わせて、視界と支援を両立させながら育てましょう。
  • ヘリアの残響
    ヘリアの残響(最重要コア) スキルで敵に触れると、味方への回復と敵への追加ダメージが発生します。「敵に当てて味方を回復する」という効果がWの往復と完全に同じ方向を向いており、現在のナミの1品目の本命です。魔力・スキルヘイスト・マナ自動回復と、欲しいものがすべて揃います。
  • ムーンストーンの再生
    ムーンストーンの再生(2品目) 戦闘中に味方を助けるたび、回復が別の味方へ連鎖していきます。集団戦が長引くほど総回復量が伸び、W・E・Qを配り続けるナミのスタイルと噛み合います。ヘリアの残響とセットで「スキルを撃つほどチームが減らない」状態を作れます。
  • アーデントセンサー
    アーデントセンサー(3品目の本命) 回復・シールドを与えた味方の攻撃速度が上がり、通常攻撃に追加ダメージが付きます。EとWで常に味方へ触れるナミは発動条件を簡単に満たせて、26.14で強化されたEと重ねると、味方の攻撃役の殴り性能が見違えます。通常攻撃主体の味方と組む試合の決定版です。
  • リデンプション
    リデンプション(選択肢) 指定地点に広範囲の回復を発動できます。集団戦やオブジェクト戦で味方をまとめて立て直せるうえ、倒された後でも使えるのが利点です。相手の範囲ダメージが痛い試合や、引き撃ちの長い集団戦が増えてきたら優先しましょう。
  • ミカエルの祝福
    ミカエルの祝福(選択肢) 味方1人の行動妨害を解除して回復します。相手に強力な単体CCがいて、味方の攻撃役が毎回捕まってしまう試合の保険として優秀です。自分のQ→相手の反撃CCという展開が多い対面でも輝きます。
  • シュレリアの戦歌
    シュレリアの戦歌(選択肢) 発動効果で周囲の味方の移動速度をまとめて上げられます。固有スキルの加速と重ねると、味方全員での追い込みや撤退が一段と速くなり、Rからの畳みかけやカウンターの機動力を買えるアイテムです。ロームで試合を動かしたい時にも有効です。
  • フロー ウォーター スタッフ
    フロー ウォーター スタッフ(選択肢) 回復・シールドを与えた味方に魔力とスキルヘイストを分け与えます。味方にメイジやAP寄りの攻撃役が多い構成で強く、名前どおり水の流れを操るナミらしい1品です。魔力が増えるぶん、Wの跳ね返り減衰の軽減(後述のレシオ参照)にも寄与します。

ブーツ選択

アイオニア ブーツ アイオニア
ブーツ
スイフトネス ブーツ スイフトネス
ブーツ
マーキュリー ブーツ マーキュリー
ブーツ

基本はスキルヘイストでW・Q・Eの回転を早めるアイオニア ブーツです。相手にスロウやスキルショットが多く、機動力で生存を買いたいならスイフトネス ブーツ、行動妨害と魔法ダメージが多い構成にはマーキュリー ブーツを選びましょう。逃げスキルのないナミにとって、足回りへの投資は見た目以上に価値があります。

ナミの戦術 ─ 「Wの当て順設計」「Eの先がけ」「Rの角度」の三本柱

W「潮の流れ」は"誰から当てるか"で価値が変わる

Wは最初に当てた対象から、味方→敵→味方(または敵→味方→敵)と交互に跳ね返ります。そして26.7以降、跳ね返るたびに効果が20%ずつ減衰するため、当て順の設計がそのまま回復量とダメージ量を決めます。味方の体力を立て直したい時は味方に直接当てて満額の回復を取り、トレードでダメージを取りたい時は敵から当てて満額のダメージを取る——同じスキルでも始点で役割が変わるのがナミのWです。理想は、敵と味方が近い瞬間に撃って3跳ねをフルに通すこと。「今欲しいのは回復かダメージか」を一瞬考えてから撃つ癖をつけるだけで、Wの仕事量は大きく変わります。

E「潮使いの祝福」は"攻撃の前"にかける

  • オールインの合図として使う: Eは効果時間が短く、かけてから殴り始めるまでが勝負です。味方の攻撃役が仕掛ける素振りを見せた瞬間、あるいはQが当たった瞬間にかけるのが基本。26.14の強化で追加ダメージが大きく伸びたため、Eの乗った数発だけでトレードの勝敗がひっくり返ります。
  • スロウで「逃がさない」を作る: Eの真価は追加ダメージだけでなく、攻撃のたびに入るスロウです。Eをかけた味方が一発当てるごとに敵は減速し、固有スキルの加速も合わさって、一度始まった追いかけっこはナミ側が勝ちます。
  • Q→E→味方の攻撃が黄金パターン: Qのスタン中にEをかけ、味方に殴らせるのがナミの基本コンボです。スタンが切れてもEのスロウで追撃が続くため、キャッチがそのままキルまでつながります。

R「海神の舞」─ 射程2550は「見えない場所から試合を始める」ための数字

Rの射程2550は、画面の外から集団戦の初手を取れる長さです。正面から撃つと横に避けられやすいため、茂みや壁の裏など、相手の視界が切れた角度から撃つのがコツ。オブジェクト前の睨み合いで相手の背後方向から波を通せれば、ノックアップとスロウで陣形が崩れたところにチームで雪崩れ込めます。また、Rは自分たちへの飛び込みに合わせるカウンターとしても一級品で、波に触れた味方は固有スキルの加速が2倍になるため、「受けてから反転攻勢」の切り返しがナミの集団戦の真骨頂です。Wの当て順で消耗戦を制し、Eの先がけでオールインを勝ち、Rの角度で集団戦を決める——この三本柱が揃った時、ナミは潮の満ち引きのように試合を支配します。

スキルオーダーとスキルの使い方

スキル上げ順

基本の優先順位:R > W > E > Q

R 海神の舞 R 最優先
W 潮の流れ W 2番目
E 潮使いの祝福 E 3番目
Q 水の牢獄 Q 最後

R「海神の舞」は取れるレベル(6・11・16)で必ず上げます。W「潮の流れ」は回復・ダメージ・マナ効率のすべてが伸びる生命線なので最優先で上げ切り、26.14で強化されたE「潮使いの祝福」が2番手、Q「水の牢獄」はスタン時間が伸びないため最後です。取得順はレベル1でW(回復とポークの基本)、レベル2でQ(スタンを覚えてオールインが可能に)、レベル3でEと、3レベルまでに全スキルを揃えるのが基本。レベル2を先に踏んでQ→味方の攻撃で仕掛けるのが、ナミの最初の勝負どころです。

各スキルの解説

さざなみの後押し
固有スキル
さざなみの後押し

スキルが味方チャンピオンに命中するたび、その味方の移動速度が短時間増加します。R「海神の舞」に触れた味方は効果が2倍になります。地味に見えて、ナミの攻守の機動力を支える縁の下の力持ちです。

  • Eをかけた味方は加速しながらスロウ付きの攻撃で追える。追撃性能が跳ね上がる
  • 逃げる味方にWを当てるだけで加速する。ピールにも使える
  • Rを味方に通すと2倍の加速。反転攻勢の起点になる

やってはいけないのは、この加速を忘れてスキルを敵だけに使うことです。「味方に触れさせるだけで価値がある」と覚えておくと、スキルの選択肢が増えます。

水の牢獄
Q(CC・キャッチ)
水の牢獄

指定地点に水泡を飛ばし、着弾範囲内の敵にスタンと魔法ダメージを与えます。当たれば試合が動く、ナミ唯一にして最強の拘束スキルです。射程875。

  • 弾速が遅いので、敵の移動先を読んで少し前を狙う(予測撃ち)
  • 当てた瞬間にE→味方の攻撃で、キャッチをキルに変換する
  • 茂みの出口や逃げ道への先置きも有効。相手のダッシュ後の硬直を狙うと当てやすい

やってはいけないのは、当たる根拠のない距離から乱発することです。外すと長い間、拘束手段ゼロで戦うことになります。「当てるQ」より「当たる状況を作ってから撃つQ」を意識しましょう。

潮の流れ
W(回復・ポーク)
潮の流れ

味方と敵の間を交互に跳ね返る水流を放ちます。命中した味方は回復し、敵はダメージを受けます。最大3回跳ね返り、跳ねるたびに効果が減衰します(魔力で軽減可能)。回復とポークを一手でこなすナミの主軸スキルです。射程725。

  • 回復が欲しい時は味方から、ダメージが欲しい時は敵から当てる
  • 敵と味方が近い瞬間に撃つと3跳ねフルに通り、効率が最大になる
  • マナ消費が重いので、何も起きていない時間の空撃ちは厳禁

やってはいけないのは、跳ね先を考えず反射的に撃つことです。減衰の仕組み上、当て順が悪いと回復もダメージも2割以上目減りします。始点の選択がWの上手さです。

潮使いの祝福
E(攻撃バフ)
潮使いの祝福

味方チャンピオン1体を短時間強化し、次の3回の通常攻撃とスキルに追加魔法ダメージとスロウを付与します。26.14で追加ダメージが大幅に引き上げられた、今のナミの看板スキルです。射程800。

  • 基本は味方の攻撃役へ。仕掛ける直前かQが当たった瞬間にかける
  • スロウ付きの攻撃3回で、逃げる敵をほぼ捕まえ切れる
  • 1対1を強いられる場面では自分にかける選択もある(通常攻撃にスロウが乗る)

やってはいけないのは、戦闘が始まってからかけ忘れに気づくことです。Eは「攻撃の前」にかけて初めて満額の仕事をします。オールインの手順に組み込んで、体で覚えましょう。

海神の舞
R(ウルト・範囲CC)
海神の舞

巨大な波を直線状に放ち、触れた敵をノックアップさせてスロウを与えます。波に触れた味方は固有スキルの加速が2倍になります。射程2550の超長距離から集団戦を始められる、ナミの切り札です。

  • 敵が密集した瞬間か、逃げ道を塞ぐ角度で撃つ
  • 相手の視界が切れた場所からの不意打ちが最も当たる
  • 敵の飛び込みに合わせるカウンターとしても一級品

やってはいけないのは、単体の敵に近距離で撃って波を無駄にすることです。波はゆっくり進むため、1人相手では避けられがち。複数を巻き込むか、確実に当たる状況を選びましょう。

ソラカ・ジャンナと何が違う? ─ ナミは「攻められるエンチャンター」

回復特化・防御特化と比べた時のナミの個性

同じエンチャンターでも、ソラカは自分の体力を差し出してでも味方を回復し続ける「回復特化」、ジャンナはシールドとノックアップで飛び込みを無効化する「防御特化」です。対してナミは、回復量ではソラカに、ピール力ではジャンナに一歩譲る代わりに、Qのスタンという「自分から試合を動かすボタン」と、Eという「味方の攻撃力を直接上げるボタン」を持っています。守るだけでなく、キャッチとオールインの起点を自分で作れるのが、エンチャンターの中でのナミの立ち位置です。

「支えたいけど、待つだけは退屈」という人のためのチャンピオン

この個性は、プレイ感覚にもそのまま表れます。受け身に回る試合ではWとEを配る堅実なサポートとして働き、チャンスが見えたらQ→E→味方の攻撃で自らキルを設計する——攻守の切り替えを自分の判断で握れるのがナミの楽しさです。逆に言えば、攻め時の判断を誤ると「どっちつかず」になりやすいチャンピオンでもあります。本記事の戦術コラムで触れた「Wの当て順」「Eの先がけ」を軸に、攻めるタイミングの引き出しを増やしていきましょう。

ナミ(SUP)の立ち回り

序盤(レベル1〜5):Wの交換勝ちを積み重ね、レベル2の先行で仕掛ける

序盤のナミは、Wの「回復しながら削る」でトレードのダメージ収支を常に有利にできるのが強みです。レベル2を相手より先に踏んだ瞬間が最初の勝負どころで、Q→味方の攻撃の型が決まればファーストブラッドも狙えます。マナだけは常に気にかけましょう。

  • Wは味方の体力が削られた時か、敵に確実に当たる時だけ。マナの半分を切ったら温存に切り替える
  • レベル2先行時はQで積極的に仕掛ける。レベル3でEが加わればオールインが完成する
  • エンゲージ型サポートが相手なら、フックや飛び込みの射程外から届くWだけで削る
  • 敵ジャングラーの位置が見えない時間は、前に出るのを我慢する。捕まったら即デスと心得る

中盤(レベル6〜):Rを覚えたら、ボットの2対2を超えた仕事を探す

R「海神の舞」を覚えると、射程2550を活かしたロームやオブジェクト戦で、ボットレーンの外から試合を動かせる時間に入ります。SUPロールクエストの報酬が揃うのもこの頃で、コントロールワードでの視界作りが本格化します。

  • ボットを押し込んだら、味方の攻撃役が安全なタイミングでミッドや川へ顔を出し、Rを絡める
  • ドラゴンの1分前にコントロールワードを置き、Qを合わせられる視界とRの撃ち角度を仕込む
  • 集団戦はR→Q→E→味方の攻撃の順。波で崩れた陣形からこぼれた敵をQで拾う
  • ヘリアの残響が完成したら、消耗戦はスキルを撃つほど有利。だらだら続く睨み合いはむしろ歓迎

終盤・集団戦:味方の一歩後ろから、W・Eを配り続けて長期戦を制す

装備が揃った終盤のナミは、味方の攻撃役の横で生き続け、W・Eを絶やさないこと自体が仕事です。ムーンストーンの再生とヘリアの残響の回復連鎖は、ナミが生きてスキルを回している限り止まりません。

  • 開幕は欲張らず、相手の飛び込みへのカウンターとしてRを温存する選択も強い
  • Eは集団戦が始まる直前に攻撃役へ。切れたらかけ直しを忘れない
  • Wは減衰を意識して、立て直したい味方または落としたい敵から当てる
  • 自分が捕まったら回復供給が全停止する。常に「触られない距離」を最優先に
集団戦はこれだけ意識
  • Eを攻撃役にかけてから戦闘を始める。切れたらかけ直す
  • Wは当て順を選んで配り続ける。ナミが生きている限り回復は止まらない
  • Rは密集か逃げ道か、カウンターか。「複数に当たる状況」だけで切る

有利な相性・不利な相性(対面サポート)

ナミは、機動力が低く、Wのポークに一方的に付き合わされる相手には強く、一瞬で距離を詰めて拘束してくるエンゲージ型には弱いチャンピオンです。「相手がこちらを捕まえる手段を持っているか」「その射程はWの射程より長いか」で相性を読むと分かりやすいです。

有利な相性(戦いやすい相手)

ブラウム
ブラウム

近づかなければ仕事ができない受け身のタンクです。Wの届く距離を保って削り続ければ、ブラウム側は盾を構えて耐えるしかありません。前に出てきた瞬間はむしろQのチャンスです。

ブラウムのスタン(Q)の射線をミニオンで切りつつ、Wの往復で少しずつ体力差を作りましょう。

タリック
タリック

射程が短く機動力もないため、Wのポークの的になりやすい相手です。回復合戦になっても、こちらはダメージと回復を同時に出せるぶん収支で勝てます。スタンを狙って前に出たタリックには、Qを合わせて返り討ちにできます。

タリックのスタンの間合い(近接)に入らないことを最優先に。外からWを刻めば自然に有利が積み上がります。

ソラカ
ソラカ

回復量では向こうが上ですが、ナミにはQのスタンとEのオールイン設計力があります。回復の削り合いに付き合わず、Q→E→味方の攻撃の一撃で回復が追いつかないダメージを叩き込むのが正解です。

ソラカが回復(W)で自分の体力を差し出した瞬間が狙い目。イグナイトを持ち込んで回復を断つのも有効です。

セナ
セナ

射程では負けますが、セナは機動力がなくQを避ける手段に乏しい相手です。ハラスをWで回復して踏み倒しながら、セナが魂の回収やCSに気を取られた瞬間にQを合わせれば、オールインで一気に取り返せます。26.14でセナ側が弱体化されたのも追い風です。

セナの攻撃モーションは長め。攻撃の硬直に合わせてQを撃つと当てやすいです。

ユーミ
ユーミ

こちらへ触れる手段がなく、相方に張り付くだけの相手です。実質2対1の状況でWのポークを刻み放題なうえ、ユーミの乗った敵の攻撃役にQが当たれば、回復ごと押し切るオールインが成立します。

狙いは常にユーミ本体ではなく敵の攻撃役へ。Q→Eの集中攻撃でユーミの回復量を上回りましょう。

不利な相性(戦いにくい相手)

ブリッツクランク
ブリッツクランク

フック一発で試合が決まる天敵です。機動力のないナミは引き寄せられた時点でほぼ落ちます。レーン中ずっとフックの射線を意識し続ける消耗戦を強いられます。

徹底してミニオンの後ろに立ち、フックを外させたクールダウン中だけ前に出てWを刻みましょう。

ノーチラス
ノーチラス

フック・通常攻撃のスネア・Rの確定CCと拘束手段が豊富で、一度捕まると連鎖CCの間に溶かされます。フックが地形に刺さるぶん、壁際の逃げ道も塞がれやすい相手です。

フックの射線切りに加えて、壁を背にしないこと。飛び込まれたらQを足元に落として味方との挟撃で返します。

レオナ
レオナ

対象指定の飛び込みからのCC連鎖で、ナミの回復では受け切れないバーストを浴びせてきます。飛び込みが対象指定のため、ミニオンの盾も通用しません。

レオナの飛び込み(E)の射程外に立ち続けるのが最重要。味方と縦に並ばず、2人まとめて捕まらない位置取りを。

パイク
パイク

フックとスタンで捕まえてくるうえ、失った体力を自動回復するため、Wのポークで削った有利が時間で消えていきます。ロームも速く、視界がないと川や茂みからの奇襲が止まりません。

削っても戻る相手なので、中途半端なポークよりQからのキル計画を。茂みと川に視界を絶やさないことが生命線です。

ザイラ
ザイラ

植物込みの継続ポークがWの回復量を上回りやすく、削り合いの土俵で負ける相手です。スネア(E)を食らうと植物に囲まれて一気に体力を持っていかれます。

ザイラのスネアだけは絶対に食らわない立ち位置を。植物の射程外まで下がり、味方ジャングラーと合わせて仕掛け直しましょう。

相性の良いADC(味方)

ナミは、Eのスロウ付き攻撃で追い続けられるADCや、Qのスタン・Rのノックアップに合わせて火力をまとめて叩き込めるADCと組んだ時に最も輝きます。代表的な相方を紹介します。

ルシアン
ルシアン(鉄板の相方)

ルシアンは味方のバフを受けると固有スキルの連射が強化される特別なシナジーを持ち、ナミのEがその最高の相方です。E→ルシアンの連射で序盤のトレードは最強クラス。Qのスタンが加わった時の瞬間火力は、レーンを壊すレベルです。

ルシアンがダッシュで踏み込む直前にEを。Q→E→ルシアンの全力コンボで、序盤からキルを量産しましょう。

ジンクス
ジンクス

機動力の低さをナミの回復と加速が補い、Eのスロウがジンクスの苦手な「逃げる敵への追撃」を解決します。キルが入った後の加速と合わさると、集団戦の畳みかけが止まらなくなります。

ジンクスの体力をWで維持して、安全に殴り続けられる時間を作るのが最優先。Qのスタンはジンクスの罠と重ねると鉄壁です。

ケイトリン
ケイトリン

Qのスタン中にケイトリンのトラップを重ねると拘束が連鎖し、相手は長時間動けません。お互い射程が長く、こちらが削り、向こうが仕留める分業がきれいに噛み合います。

Qが当たった場所にトラップを置いてもらう連携を決めておきましょう。スタン→トラップ→ヘッドショットで勝負が決まります。

エズリアル
エズリアル

EのバフはエズリアルのQにも乗るため、ポークのたびに追加ダメージとスロウが飛ぶ長距離砲台が完成します。Wの回復と合わせた消耗戦の強さは屈指で、じっくり削って崩す試合展開が得意なコンビです。

エズリアルがQを撃つ前にEをかけておくのがコツ。スロウの入った敵には次のQも当たりやすく、良い循環が生まれます。

ミス・フォーチュン
ミス・フォーチュン

Rのノックアップとスロウで敵を波に閉じ込めれば、ミス・フォーチュンのRが全弾命中します。集団戦を2つのウルトだけで壊滅させられる、分かりやすく強い連携です。

先にナミのRで敵の足を止め、その範囲へミス・フォーチュンのRを重ねてもらいましょう。撃つ順番を事前に決めておくと事故がありません。

ナミ(SUP)のスキルレシオ(魔力反映)

ナミのスキルはすべて魔力(AP)を参照します。各スキルの「レシオ」=魔力がどれだけ効果に反映されるかを知っておくと、アイテムの優先順位が見えてきます。ナミの場合、ダメージと回復の両方に魔力が乗るうえ、Wは魔力を積むほど跳ね返りの減衰まで軽くなるのが特徴。サポート運用では実数こそ控えめですが、係数を知っておくと「なぜ回復軸の装備が正解なのか」が腑に落ちます。

水の牢獄
Q
水の牢獄
AP魔法ダメージ魔力の50%
潮の流れ
W
潮の流れ
AP魔法ダメージ(敵に命中時)魔力の50%
回復回復量(味方に命中時)魔力の40%
潮使いの祝福
E
潮使いの祝福
AP追加魔法ダメージ(攻撃1回ごと)魔力の20%
AP3回すべて命中した場合の合計魔力の60%
海神の舞
R
海神の舞
AP魔法ダメージ魔力の60%

※固有スキル「さざなみの後押し」は移動速度増加のためダメージレシオはありません。Wは跳ね返るたびに効果が20%ずつ減衰しますが、この減衰は魔力100につき15%軽減されます(26.7の調整で減衰が強く、魔力による軽減が大きくなりました)。数値はパッチ26.14時点のものです。

レシオから分かるビルドの考え方
  • ダメージも回復も係数はほどほど。だから魔力を積み切るより、スキルヘイストで手数を増やす回復軸ビルドが正解
  • Eは1回20%×3回=計60%。26.14で基礎値が大きく伸びたため、魔力ゼロでも十分痛い。アーデントセンサーの追加ダメージと重なると殴り合いが激変する
  • Wは魔力100につき跳ね返り減衰が15%軽減。フロー ウォーター スタッフなどで魔力を足すと、往復の後半までしっかり効く
▶ 全チャンピオンのスキルレシオ検索はこちら(レシオ一覧・ランキング
ナミ使いほど効いてくる ─ 「Qの一撃」と「配り続ける手」を支えるゲーミングデバイス

ナミは、ゆっくり飛ぶQを予測で当て、Wの当て順を選び、Eを攻撃の前に差し込み、画面外からRの角度を描くチャンピオンです。一つひとつの操作は素直でも、「狙った場所へ正確に」「必要な瞬間に遅れず」の積み重ねがそのまま勝率に表れます。腕前と同じくらい操作環境が結果に出やすいタイプなので、自分の弱点に合わせて優先度の高いものから見直してみましょう。実際に筆者が使っている機材の全体像は愛用デバイス・プレイ環境のまとめ記事で公開しています。

  • マウス:敵の少し前を狙うQの予測撃ちと、跳ね先まで考えるWの始点選びは、カーソルを思い通りに運べるかで決まります。軽量で追従性の高いゲーミングマウスは、キャッチの成功率に直結します。選び方はLoL向けゲーミングマウスの解説記事でまとめています。
  • キーボード:Q→E→W、あるいはR→Q→Eと、短い時間に複数のスキルを順番どおり押し切る場面が多いチャンピオンです。反応が速く押し心地の安定したゲーミングキーボードは、コンボ中の押し間違いを減らします。詳しくはゲーミングキーボードの選び方をどうぞ。
  • ヘッドセット:味方のピング音を聞き逃さないことが、ナミの生命線です。ジャングラーの「ガンクに行く」の合図にEとQを合わせられるか、危険ピングに即座に下がれるかで、キャッチの成功も生存率も変わります。選び方はゲーミングヘッドセットの解説記事で紹介しています。
  • モニター:高リフレッシュレートのモニターなら、乱戦の中でもWを配るべき味方とQを合わせるべき敵を見失いにくくなります。飛んでくるフックやスキルショットの回避にも効きます。選び方はゲーミングモニターの解説記事にまとめました。
  • まとめて見直したい人へ:マウス・キーボード・ヘッドセット・モニターを一気に整えたい場合は、ゲーミングデバイス総まとめで全体像を確認するのがおすすめです。

初心者〜中級者がやりがちな失敗

  • Wを反射的に撃ってマナが枯れる
    ナミで最も多い失敗です。Wは重いスキルなので、「今欲しいのは回復かダメージか」「跳ね先はあるか」を一瞬考えてから撃つ癖をつけましょう。マナの半分を切ったら温存に切り替えます。
  • 当たる根拠のないQを乱発する
    外すと長い間、拘束手段のない置物になります。相手のダッシュ後の硬直、CS取りの硬直、味方のCCの後など、「当たる状況」を待って撃ちましょう。
  • Eをかけ忘れたまま戦闘が始まる
    26.14の強化で、Eの有無はトレードの勝敗を分けるようになりました。仕掛ける前に必ずE。オールインの手順(Q→E→味方の攻撃)に組み込んで体で覚えるのが近道です。
  • エンゲージ型サポート相手に前へ出すぎる
    ブリッツクランクやレオナの間合いに入った時点で、ナミは選択肢を失います。逃げスキルがないことを常に忘れず、届く範囲のWだけで削りましょう。
  • Rを単体の敵に近距離で使ってしまう
    波はゆっくり進むため、1人相手では簡単に避けられます。複数を巻き込める密集地、逃げ道を塞ぐ角度、相手の飛び込みへのカウンター——この3つ以外では温存が正解です。
  • コントロールワードを買わない
    SUPロールクエスト完了後は専用枠で40G・最大2個ストックできます。ナミにとって視界は安全とQの精度そのものなので、リコールのたびに補充しましょう。

ナミ(SUP)はどんな人におすすめ?

ナミ SUPは以下のようなプレイスタイルに向いています。

  • 味方を支えつつ、自分でもキルに絡みたい人
    回復で守るだけでなく、QとEでキルの起点を自分から作れます。「守り一辺倒は退屈」というサポートに最適です。
  • スキルショットの上達を実感したい人
    QとRの予測撃ちは、練習した分だけ目に見えてキャッチが増えます。当てた時の気持ちよさは全サポートでも屈指です。
  • 状況判断で差をつけたい人
    Wの当て順、Eをかける相手、Rを切るタイミングと、考えどころが多いチャンピオンです。判断力が伸びるほど強くなります。
  • シールドより回復で守るスタイルが好きな人
    継続的な回復で味方を戦い続けさせるのがナミの守り方です。ヘリアの残響・ムーンストーンの再生との相乗効果で、長期戦ほど輝きます。
こんな人には難しいかも
  • スキルショットのエイムがどうしても苦手な人(QとRを外すと強みが半減する)
  • 前線で殴り合いたい人(機動力も耐久もなく、前に出るほどリスクが上がる)
  • 毎回同じ手順で戦いたい人(Wの当て順やEの対象など、状況ごとの使い分けが求められる)

ナミ(SUP)に関するよくある質問(FAQ)

Q. ナミは初心者向けですか?

A. エンチャンターの基本を学びたい初心者にもおすすめできます。回復・攻撃バフ・CCという、サポートの主要な仕事が1体に全部詰まっているからです。ただしQの予測撃ちと、Wのマナ管理には少し練習が要ります。最初は「仕掛ける前にE」「Wは考えてから撃つ」の2つだけ意識すれば十分戦えます。

Q. パッチ26.14でナミは何が変わりましたか?

A. E「潮使いの祝福」の追加魔法ダメージが20/30/40/50/60から20/35/50/65/80へ大きく強化されました。26.11の帝国の指令の作り直しで代名詞のビルドを失い勝率を落としていたナミへの、公式のてこ入れです。セラフィーンやセナといった競合の弱体化も重なり、勝率50%台の中堅上位まで回復しています。

Q. 帝国の指令はもう買わなくていいのですか?

A. 今のナミのコアアイテムではありません。26.11の作り直しで「CCを当てた敵をマークし、味方が起爆する」効果が削除され、ナミ特有の強さが失われました。現在はスキルの手数を回復に変換するヘリアの残響→ムーンストーンの再生の回復軸が主流です。CC付与で相手の被ダメージを増やす現在の効果自体はQ・Rと噛み合うため、味方がバースト構成の試合で選択肢に入る程度と考えましょう。

Q. サモナースペルはヒール?イグナイト?

A. 基本はフラッシュ+ヒールです。逃げスキルのないナミにとって、ヒールの回復と加速は自衛にもピールにも使える保険になります。レベル2からのオールインでキルを取り切りたいキルレーン(ルシアンと組む時など)はイグナイト、相手にアサシンや強引な飛び込みがいる試合はイグゾーストに替えると良いでしょう。

Q. 最初に上げるスキルはどれですか?

A. R>W>E>Qの順で、WからMAXにするのが基本です。Wは回復・ダメージ・マナ効率のすべてが伸びる生命線です。取得順はレベル1でW、レベル2でQ、レベル3でEと3レベルまでに全スキルを揃えます。レベル2の先行を取れそうなら、Qを覚えた瞬間が最初の仕掛けどころです。

まとめ:ナミ(SUP)で勝つための3ポイント

ナミ SUPは、W「潮の流れ」の往復で回復とポークを両立し、Q「水の牢獄」のスタンとE「潮使いの祝福」の攻撃バフでオールインを設計し、R「海神の舞」の超長射程ノックアップで集団戦を動かす、攻守一体のエンチャンターです。2026シーズンは帝国の指令の作り直し(26.11)で一度大きく沈んだものの、26.14のE強化で勝率50%台まで復帰。勝ち筋は「アイテムのマーク起爆」から「E強化とヘリアの残響→ムーンストーンの再生の回復力」へ移りました。SUPロールクエストのコントロールワード専用枠(40G・最大2個)で視界とQの精度を買い、Wの当て順とEの先がけを磨くのが現環境の勝ち筋です。

ナミ(SUP)で勝つための3つの基本
  • Wは「誰から当てるか」を考えてから撃つ。回復が欲しければ味方から、ダメージが欲しければ敵から
  • 仕掛ける前に必ずE。Q→E→味方の攻撃がナミの黄金コンボ
  • Qは当たる状況を作ってから。Rは複数に当たる場面かカウンターだけで切る

ナミは、派手さこそ控えめですが、一手ごとの設計がそのまま試合に表れる、考えるほど強くなるチャンピオンです。最初はQが外れてもかまいません。「Wの当て順」「Eの先がけ」という2つの習慣が身につけば、レーンの潮目も集団戦の潮目も、あなたの手で動かせるようになります。「ナミ ビルド」や「ナミ ルーン」をなぞるだけでなく、いつ仕掛け、誰を捕まえ、どこへ回復を流すかを設計しながら練習してみてください。潮呼びの巫女の名のとおり、押し引きの波を自在に操れるようになった時、ナミはボットレーンで最も頼れる相方になっているはずです。ボットレーン全体の考え方をさらに深めたい方は、ADC完全ガイドも参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

2015年にLoLを開始。飽きやすい性格なのに10年以上続けてこれたのは、
このゲームとコミュニティが大好きだからです。

現シーズンはプラチナ1~エメラルド4。
アラフォー企業戦士で、家ではうさぎと暮らしています。

初心者にも復帰勢にも「LoLって楽しい!」と思ってもらえるように、
役立つ情報をわかりやすく発信していきます。

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