グウェンは、ハサミと裁縫の力で近距離の殴り合いをこなす成長型のAPファイターです。固有スキル「裁断」で相手の体力に応じた追加魔法ダメージを与えるため、体力の高いタンクや前衛をじっくり溶かすのが得意です。W「聖なる霧」で外側からの攻撃を遮りながら、通常攻撃でQのスタックを貯めて削っていく、独特の戦い方を持っています。
パッチ26.12では、しばらくメタから外れていたグウェンにひさびさの直接強化が入りました。Q「チョキチョキッ!」の1切りごとの基本ダメージが引き上げられ、E「スキップスラッシュ」の攻撃速度増加も序盤レベルで大きく強化されています。26.9の黄昏と暁の調整で弱くなっていた序盤〜1コア時点の戦闘力が、今回の強化でかなり戻ってきた形です。ビルドは黄昏と暁・ソーサラー シューズ・ナッシャー トゥース・リフトメーカーを軸にした攻撃速度と継続火力の構成、ルーンは長く殴り合うほど強くなる征服者をメインに据えた栄華の形が引き続き定番です。2026シーズンで導入されたTOPロールクエスト(経験値の増加・レベル上限20・テレポート強化)は、後半に伸びるグウェンにとって明確な追い風です。レーンを安定させてコアを揃え、サイドレーンの1対1と集団戦の後入りで盤面を支配する動きが本領です。
- グウェンは通常攻撃でQのスタックを貯めてから削る成長型ファイター
- 序盤は無理に戦わず、安全にCSを取って黄昏と暁の完成を急ぐ
- 1コア完成後はサイドレーンで1対1を作り、集団戦は後から入る
26.1:2026シーズン開幕。TOPロールクエストと「黄昏と暁」の登場
2026シーズンの開幕パッチ26.1で、TOPレーンに「ロールクエスト」が導入されました。TOPレーナーは経験値を多く得られるようになり、レベル上限が20まで引き上げられ、テレポートの扱いも強化されています。アイテムとレベルが揃うほど強くなる後半型のグウェンにとって、これは純粋な追い風です。さらにこのパッチで、AP・体力・攻撃速度・スキルヘイストをまとめて持つ新アイテム「黄昏と暁」が追加されました。スキル使用後の通常攻撃が強化される「追撃」効果を持ち、スキルと通常攻撃を交互に使うグウェンと完璧に噛み合うため、登場直後から1手目の定番として定着しています。
26.3:黄昏と暁が「ファイター寄り」に再調整された
黄昏と暁が瞬間火力アイテムとして強すぎたため、26.3で体力が300から350へ増える代わりに、追撃の基本攻撃力反映率が100%から75%へ下げられました。バースト寄りの使い手には弱体化ですが、殴り続けるファイター向けの性格が強まったため、グウェンにとってはむしろ追い風寄りの調整でした。
26.4:グウェン本体のバーストが抑えられた
ロールクエストと黄昏と暁の追い風で強くなりすぎたグウェンには、26.4で「対面としての理不尽さを減らす」方向の下方修正が入りました。Q「チョキチョキッ!」の1切りごとの基本ダメージが10 / 15 / 20 / 25 / 30から10 / 13.5 / 17 / 20.5 / 24へ低下し(ミニオンへのダメージは75%→80%に改善)、R「針仕事」の針1本あたりの基本ダメージも35 / 65 / 95から30 / 50 / 70へ低下しました。屈指のAPファイターという立ち位置はそのままに、瞬間火力だけを抑える調整です。
26.9:黄昏と暁の再調整が、グウェンの序盤を直撃した
シーズン2「パンデモニウム」が始まった26.9で、黄昏と暁に再び調整が入りました。体力350→300、AP70→60、攻撃速度25%→20%と素のステータスが下がる代わりに、追撃の強化攻撃に回復効果(APの10%+増加体力の3%)が追加されています。長く戦うほど得をする方向の変更ですが、1手目完成時のパワースパイクは明確に弱くなり、これを誰より頼りにしていたグウェンは全レート帯でメタから姿を消しました。
26.12:QとEの直接強化で、失った序盤の力が戻ってきた
そして今回のパッチ26.12で、グウェンに直接強化が入りました。Q「チョキチョキッ!」の1切りごとの基本ダメージが10 / 13.5 / 17 / 20.5 / 24から10 / 14 / 18 / 22 / 26へ増加し、26.4で失った火力の多くが戻っています。さらにE「スキップスラッシュ」の攻撃速度増加が20 / 35 / 50 / 65 / 80%から30 / 42.5 / 55 / 67.5 / 80%へ強化され、序盤レベルほど恩恵の大きい形でスタックを貯める速度が上がりました。運営は「スケール型のピックであることは変わらないが、1手目のスパイクが弱くなったぶん序盤の力を返す」と明言しており、26.9以降の沈黙からの復権を狙った調整です。あわせてこのパッチではテレポートの到着時シールドが「最大体力の30%を30秒」から「35%を10秒」へ変更され、テレポートは「合流して即戦う」ためのスペルという色がさらに濃くなっています。
結局、立ち回りはどう変わる?
ビルドとルーンの形はこれまで通りで問題ありません。そのうえで意識したいのは次の3点です。
- 序盤のダメージ交換に少し自信を持ってよい:QとEの強化で、スタックを貯めてからの短い交換はこれまでより明確に強くなりました。とはいえ成長型である本質は変わらないので、「勝てる交換だけする」原則は守りましょう。
- 1コア完成のタイミングが勝負どころ:26.9以降の黄昏と暁は完成直後の爆発力こそ控えめですが、回復付きの追撃と26.12の強化が合わさり、完成後の殴り合いは十分強力です。CSを落とさず最速で完成させましょう。
- テレポートは「即座に戦う」ために使う:シールドの効果時間が10秒に短くなったぶん、到着してから様子を見る使い方では恩恵を受けられません。合流したらすぐ戦闘に参加する前提で使いどころを選びましょう。
グウェンは今TOPで強い?初心者にもおすすめ?
結論から言うと、グウェン TOPはパッチ26.12の強化で明確に上向きました。ただし序盤のレーン戦の入り方とWの使いどころが問われるため、TOPに慣れてきた中級者向けです。誰にでも序盤から勝てるタイプではなく、コアアイテムが揃う中盤以降にサイドレーンと集団戦で本領を発揮する、典型的な成長型チャンピオンであることは変わりません。
- 現環境での評価:中堅前後のポジション。26.9の黄昏と暁の調整で一時はメタから外れたが、26.12のQ・E強化で序盤の力が戻り、立ち位置は回復傾向
- 初心者〜中級者におすすめできるか:完全初心者よりTOPの基本に慣れた人向け。Wの使い方とQスタックの貯め方を覚えることが上達の近道
- 操作難易度:やや高め。スキル自体は複雑ではないが、いつ戦うか・Wをどこに使うかの判断が強さを左右する
- レーニング力(序盤の強さ):中の下。26.12の強化で短い交換は強くなったが、強引なキル狙いよりCSを積んでコア完成を急ぐ動きが安定する
- スケール(後半の強さ):高め。黄昏と暁+ナッシャー トゥースが揃うと、タンクを溶かしながら長く殴り合えるようになる
- 集団戦での役割の難しさ:難しめ。後入りの判断とWの合わせが噛み合ってはじめて強さが出る
- どんな人に向いているか:サイドレーンで1対1をしたい人・タンクを削るAPファイターを使いたい人
※パッチ26.12ではQ「チョキチョキッ!」の基本ダメージとE「スキップスラッシュ」の攻撃速度が強化されました。立ち回りの基本を変える内容ではなく、ビルド・ルーンはこれまで通りでOKです。最初は通常攻撃でQのスタックを貯めてから削る感覚をつかむ練習から始めると、強化されたぶんの見返りをそのまま受け取れます。
TOPは「孤島」と呼ばれる特殊なレーン
TOPレーンは、味方やジャングラーの支援が届きにくく、基本的に1対1の決闘を強いられる「孤島」のようなレーンです。2026シーズンではこの特殊性に合わせて、TOPレーナー専用の役割(ロールクエスト)と報酬が用意されました。グウェンを使ううえでも、この仕組みを理解しているかどうかで勝率が大きく変わります。
TOPロールクエストで得られる3つの報酬
- 経験値の増加とレベル上限20:TOPレーナーはレーンにいる間、追加で経験値を得られ、最終的にレベル20まで成長できます。レベルが1つ先行するだけでスキルランクとステータスで上回れるため、グウェンのような成長型は恩恵が特に大きいです。
- テレポートの強化:テレポートを取らなかった場合でも、一定時間ごとに使える「強化テレポート」が解放されます。テレポートを選んでいる場合は到着時に最大体力の一定割合のシールドを得られ、パッチ26.12からは「最大体力の35%を10秒間」という、合流して即戦うことを後押しする形に調整されました。
- クエスト達成によるパワースパイク:チャンピオン撃破・ミニオン・タワー・タワープレート・エピックモンスターなどでポイントを貯めると報酬が解放されます。TOPでの行動はポイント効率が高く設定されているため、レーンで主導権を取るほど見返りが大きくなります。
TOPレーナーが果たすべき役割
- 1対1で対面に勝つ・負けない:TOPは差し合いの連続です。グウェンはアイテムが揃うほど1対1が強くなるため、序盤は大きく負けないことを最優先し、コア完成後に対面を上回ることを目指します。
- ウェーブ管理で主導権を握る:押し引きをコントロールし、ガンクされない位置と相手を押し込む位置を使い分けます。押しすぎは敵ジャングラーの的になります。
- テレポートで別レーンに影響を与える:盤面から遠いTOPだからこそ、テレポートでドラゴンやボットの戦闘に合流できると価値が跳ね上がります。26.12からはシールドの効果時間が短くなったため、「到着してすぐ戦う」場面を選んで切りましょう。
グウェンはこの役割をどう満たすか
グウェンは「序盤は耐えて、コア完成後にサイドと集団戦で輝く」典型的な後半型のTOPです。つまりロールクエストの経験値増加とレベル20は、まさにグウェンの強みを伸ばす方向に働きます。序盤はCSと経験値を落とさず黄昏と暁の完成を急ぎ、レベルとアイテムが先行したらサイドレーンで1対1の圧力をかける。そして相手を引きつけて味方のオブジェクト確保につなげ、必要なら強化テレポートで即座に戦闘へ合流する──これがグウェンにとって最適なTOPロールの果たし方です。
グウェンの強みと弱み
強み
- 体力の高いタンクに滅法強い
固有スキル「裁断」は相手の現在体力に応じた追加魔法ダメージを与えます。体力が高いタンクほど1回の攻撃の威力が上がり、さらに与えたダメージの一部を体力として回復できるため、前衛との殴り合いで一方的に優位を作れます。 - 1対1(デュエル)が強くサイドレーンを支配できる
アイテムが揃ってくると、サイドレーンで多くの相手に圧力をかけられます。1コア〜2コア以降は、相手TOPが無視できない存在になり、スプリットプッシュで盤面を引っ張れます。 - Wの「聖なる霧」で遠距離攻撃を遮れる
霧の外からの攻撃を防ぐため、相手のメイジやマークスマン、長射程のスキルに対して強く出られます。重要スキルに合わせれば、一方的に削られる展開を防げます。 - 集団戦で前衛を溶かしながら戦える
無理に後衛へ飛び込まなくても、敵のタンクやファイターを前から順に削れます。裁断とリフトメーカーの継続火力で、長い戦闘ほど存在感が増します。 - チームに魔法ダメージを供給できるTOP
味方のミッドやジャングラーが物理寄りの構成のとき、グウェンを出すとチーム全体のダメージバランスが整い、相手の防具積みを腐らせやすくなります。
弱み
- 序盤に強く押されると立て直しづらい
レベル1〜3で大きく体力を削られると、CSも取りにくくなります。アイテム依存度が高いため、序盤のデスがそのままコア完成の遅れに直結します。 - 行動妨害(CC)に弱い
スタン・ノックアップ・スロウで動きを止められると、霧の中に閉じ込められたまま何もできずに倒されやすいです。行動妨害の多い構成は明確な天敵です。 - Wの使い方を間違えると一気に弱くなる
Wを早く使いすぎると相手に下がられ、本当に防ぎたいスキルを受けてしまいます。霧の判断ミスが、そのまま敗着になります。 - Eを攻めに使った直後が最も危険
E「スキップスラッシュ」を前に使うと逃げ手段が一時的になくなります。敵ジャングラーが見えない状態で攻めにEを切ると、ガンクで簡単に倒されます。 - 集団戦で最初に入ると溶けやすい
育っていても5人の前に一人で突っ込むと行動妨害を受けて即倒されます。後入りを徹底できないと火力役として機能しません。
グウェンのおすすめルーン
グウェン ルーンは、征服者で長く殴り合うほど火力と継戦能力を伸ばす、栄華メインの構成が基本です。グウェンは通常攻撃とQで継続して削るチャンピオンのため、戦闘が続くほどスタックが積み上がる征服者とキットが本質的に噛み合います。サブの不滅で行動妨害とバーストへの耐性を補い、序盤の弱さと殴り合いの安定感を両立させます。
| 項目 | 選択 |
|---|---|
| メインパス | |
| キールーン | |
| メインルーン 2段目 | |
| メインルーン 3段目 | |
| メインルーン 4段目 | |
| サブパス | |
| サブルーン 1 | |
| サブルーン 2 | |
| ステータスシャード | 攻撃速度 / アダプティブフォース / 成長体力 |
- 征服者は長く殴り合うほど攻撃力が積み上がり、継続火力で削るグウェンのキットと根本的に噛み合っている
- 冷静沈着でマナ管理を補い、レジェンド: 迅速で攻撃速度を伸ばしてQのスタックを貯める通常攻撃を加速させる。背水の陣は不利な殴り合いでの逆転火力になる
- 不滅サブのボーンアーマーでコンボの被ダメージを抑え、気迫は行動妨害を受けている間に物理防御・魔法防御が増加する効果で、捕まった瞬間に畳みかけられるダメージを軽減する。行動妨害に弱いグウェンの弱点を防御面から補う選択
グウェンのおすすめビルド
グウェン ビルドは、AP・攻撃速度・継続火力を段階的に積み上げる構成が基本です。火力だけを積むと集団戦で一瞬で倒されるため、相手の構成に合わせて防御アイテムも検討します。コアが揃うにつれてタンクを溶かす速度が跳ね上がるため、完成順序を守ることが重要です。
スタートアイテム
ドランリング
体力ポーション
序盤の体力とAPを確保しながらレーン戦を安定させます。マナ回復が付くためQでCSを取りやすくなるのもメリットです。相手のハラスがきつい対面では、ドラン シールドを選んで耐える形も選択肢に入ります。
コアビルド
黄昏と暁
ソーサラーシューズ
ナッシャートゥース
リフトメーカー
黄昏と暁でAP・体力・攻撃速度・スキルヘイストをまとめて確保し、ナッシャー トゥースで通常攻撃の火力を伸ばします。リフトメーカーまで揃うと、長期戦での耐久と火力が増し、「殴り続けて勝つ」グウェンらしい形が完成します。その後はラバドン デスキャップで火力を伸ばすか、ゾーニャの砂時計で生存力を補うかを試合展開で選びます。
アイテム詳細・選択肢
-
黄昏と暁(1手目) AP・体力・攻撃速度・スキルヘイストをまとめて伸ばせる最優先の1手目です。26.9の調整で素のステータスは控えめになりましたが、スキル使用後の強化攻撃(追撃)に回復効果が付き、長く殴り合うほど得をする性格が強まりました。スキルと通常攻撃を交互に使うグウェンの基本動作と完璧に噛み合います。 -
ナッシャー トゥース APと攻撃速度を伸ばし、通常攻撃に追加魔法ダメージが乗ります。Qの後に通常攻撃を絡めて削るグウェンのスタイルと非常に相性が良く、削り速度を一段引き上げます。 -
リフトメーカー 長く殴り合うほど火力が伸び、AP分を体力に変換する自動効果を持ちます。体力の高いタンクや前衛をじっくり削る試合で特に効果的で、グウェンのタンク対策能力と継戦力をさらに高めます。 -
ラバドン デスキャップ APを大幅に伸ばす火力アイテムです。試合をリードしているときや、相手が魔法防御をあまり積んでいない試合で、削り速度をさらに押し上げたいときに選びます。 -
ゾーニャの砂時計 飛び込んだ後に一度行動不能で無敵になれます。敵に物理ダメージのアサシンやファイターが多く、集団戦で狙い打ちにされやすい状況で時間を稼げる保険アイテムです。 -
シャドウフレイム APと魔法貫通を得られます。相手が柔らかく、一気にバーストして倒したい試合での火力選択肢です。体力の低い相手への威力が伸びます。 -
ヴォイド スタッフ 魔法貫通を大きく確保できます。相手が魔法防御アイテムを積んできた試合で、ダメージを通すために購入を検討します。
ブーツ選択
-
ソーサラー シューズ(基本) 魔法貫通を得られる基本のブーツです。試合をリードしているときや、相手が魔法防御をあまり積んでいない試合で火力を最大化できます。 -
プレート スチールキャップ(ADがきつい時) 物理ダメージと通常攻撃を軽減します。対面や敵チームに物理ダメージが多い試合での防御選択肢です。 -
マーキュリー ブーツ(行動妨害が多い時) 行動妨害時間の短縮と魔法防御を得られます。スタンやノックアップが多い構成への対策として有効で、行動妨害に弱いグウェンの弱点を補います。
※毎試合ソーサラー シューズ固定にしないだけでも勝率が安定しやすくなります。物理ダメージがきつい試合ではプレート スチールキャップ、行動妨害が多い試合ではマーキュリー ブーツへ柔軟に切り替えましょう。
固有スキル「裁断」がタンク殺しの正体
グウェンの通常攻撃は、固有スキル「裁断」によって対象の現在体力に応じた追加魔法ダメージを与えます。これは割合ダメージに近い性質を持つため、体力が高い相手ほど1発の威力が上がるのが特徴です。さらに、チャンピオンに与えたこのダメージの一部を体力として回復できるため、タンクや前衛との長い殴り合いほどグウェンが有利になります。火力だけでなく回復もセットで強くなる、これがタンク殺しと呼ばれる理由です。26.9以降の黄昏と暁は追撃に回復が付いたため、「殴るほど回復する」性質はアイテム面でも強化されています。
Qのスタックを貯めてから削るのが基本動作
Q「チョキチョキッ!」は、通常攻撃を当てるたびにスタックが貯まり、ヒット数が増えて威力が上がります。つまり、0スタックで撃つQと、スタックを貯めてから撃つQでは火力がまるで違います。パッチ26.12で1切りごとの基本ダメージが強化されたため、貯めてから撃ったときの見返りはこれまで以上に大きくなりました。レーン戦では「通常攻撃を数回当てる → Qを当てる」という一連の流れを意識するだけで、ダメージ交換の勝率が大きく変わります。範囲の中心に当てると確定ダメージになる点も覚えておきましょう。Eの攻撃速度増加も序盤レベルで強化されたので、Eを絡めるとスタックを貯める速度が一段と上がります。
Wの「聖なる霧」で相手の主力を無力化する
- 外側からの攻撃を遮る: 霧の外にいる敵の通常攻撃やスキルを防ぎます。メイジやマークスマン、長射程チャンピオンとの戦いで、一方的に削られる展開を防ぐ生命線です。
- 使うのは「戦う直前」か「重要スキルに合わせて」: 早く使いすぎると相手に下がられ、本当に防ぎたいスキルを受けてしまいます。敵ジャングラーのガンクや、相手の決め技に合わせて出すのが理想です。
- 霧の中で殴り合いを完結させる: 裁断とQで削る時間を、霧で守られた状態で稼ぐ。この「攻めと守りを同時に成立させる」のがグウェン最大の強みです。
裁断でタンクを溶かし、Qのスタックで火力を底上げし、聖なる霧で相手の主力を無力化する。この三本柱が噛み合ったとき、グウェンはTOPレーンでもっとも止めにくいファイターになります。
スキルオーダーとスキルの使い方
スキル上げ順
基本の優先順位:R > Q > E > W
R 最優先
Q 2番目
E 3番目
W 最後
Q「チョキチョキッ!」がグウェンの主力ダメージなので最優先で上げます。26.12の強化でレベルを上げたときの伸びが大きくなったため、Q優先の価値はさらに上がりました。次にE「スキップスラッシュ」を上げてクールダウンを短縮し、距離調整と逃げの頻度を高めます。W「聖なる霧」は効果値より使うタイミングが重要なスキルで、レベルを上げる恩恵が小さいため最後です。R「針仕事」は上げられるレベル(6・11・16)で必ず上げましょう。レベル1はダメージ交換とCSに使いやすいQ、対面によってはEから取ります。
各スキルの解説
通常攻撃が対象の現在体力に応じた追加魔法ダメージを与えます。チャンピオンにこの効果でダメージを与えると、その一部を体力として回復します。体力の高いタンクほど威力が上がる割合ダメージ型の固有スキルで、グウェンがタンクに強い最大の理由です。
- 体力が高いタンクほど1回の攻撃で大きなダメージを出せる。前衛との殴り合いを恐れず受けて立てる
- 継続して殴り合うほど回復も積み重なる。短い交戦より、長く殴れる状況を作るほど固有スキルを活かせる
- 通常攻撃を絡めることが前提のため、スキルだけで戦おうとせず通常攻撃をしっかり挟む意識を持つ
やってはいけない使い方は、スキルだけ撃って通常攻撃を挟まないことです。裁断は通常攻撃に乗る効果なので、殴る回数が火力と回復に直結します。
ハサミで扇状の範囲を複数回切りつけて魔法ダメージを与えます。通常攻撃を当てるたびにスタックが貯まり、貯めてから使うとヒット数が増えて威力が大きく上がります。範囲の中心部に当たった敵には確定ダメージに変換され、防具を無視して削れます。パッチ26.12で1切りごとの基本ダメージが10 / 14 / 18 / 22 / 26に強化され、26.4で失った火力の多くが戻りました。
- 通常攻撃を数回当ててスタックを貯めてからQを使う。0スタックで撃つと火力が大きく落ちる
- 相手がCSを取りに前へ出た瞬間にQを合わせると、被弾を抑えながら一方的に削れる
- 範囲の中心に相手を入れると確定ダメージになる。当てる位置を意識するほど火力効率が上がる
- Qが空振りするとしばらくダメージ交換で勝ちにくくなる。当てやすい距離を保ってから撃つ
やってはいけない使い方は、スタックがないままQを撃って反撃を受けることです。必ず通常攻撃を挟んでスタックを貯めてから使う習慣をつけましょう。
周囲に霧を召喚し、霧の外側からの攻撃を防ぎます。さらに防御ステータスも上がるため、殴り合いそのものを有利にします。一度だけ再発動して霧を自分の位置まで動かせるため、前進しながら守りを維持することもできます。
- 戦う直前、または相手の重要スキルに合わせて使う。早出しは相手に下がられて無駄になる
- 敵ジャングラーのガンク時や、相手のメイジ・マークスマンの遠距離スキルに合わせると生存力が大きく上がる
- 再発動で霧を動かせるため、相手を追いながら、あるいは下がりながらでも霧の中に居続けられる
やってはいけない使い方は、戦闘前になんとなく早出しすることです。Wは効果時間が限られるため、防ぎたいスキルに合わせて出す判断が強さを左右します。
短い距離をダッシュし、数秒間、攻撃速度と通常攻撃の射程が増加して、通常攻撃に追加魔法ダメージが乗ります。Qを当てるための距離調整、追撃、そして逃げに使える、攻守両用の機動スキルです。通常攻撃を当てるとクールダウンが短縮されます。パッチ26.12で攻撃速度の増加量が30 / 42.5 / 55 / 67.5 / 80%へ強化され、特に序盤のスタックを貯める速度が上がりました。
- Qを当てるために少しだけ距離を詰める使い方が基本。E後は通常攻撃の手数も増える
- 相手のスキルを横に避けながら使うと、回避と接近を同時に行える
- ガンク回避・逃走用に温存するのが原則。敵ジャングラーが見えない時は攻めに切らない
やってはいけない使い方は、攻めの接近にEを使い、その後のガンクや反撃に対応できなくなることです。Eは守り優先で温存する意識を常に高く持ちましょう。
針を飛ばして魔法ダメージとスロウを与えるウルトです。最大3回まで連続で発動でき、発動するたびに針の本数とダメージが増加します。スロウで相手を逃がさず、追撃や集団戦の継続火力として非常に強力です。
- スロウで相手を捕まえるため、戦闘の早い段階で1回目を当てるのも有効。トドメ専用と考えない
- EやWに合わせて距離を詰めてから撃つと命中させやすい。遠すぎる距離で撃つと無駄撃ちになる
- 3回すべて撃ち切ると大きな総ダメージになる。キルを狙う場面では段階的に撃ち込んでいく
やってはいけない使い方は、トドメ用に温存しすぎて相手に逃げられることです。スロウとして使える場面では、早めに1回目を当てて相手を逃がさないようにしましょう。
グウェンの立ち回り(レーニングフェーズ)
序盤(レベル1〜6)
序盤のグウェン TOPは、安全にCSを取りながら、相手が前に出た瞬間だけ短く交換する時間です。26.12の強化でスタックを貯めてからの交換は強くなりましたが、成長型である本質は変わりません。通常攻撃でQのスタックを貯める感覚を磨きつつ、黄昏と暁の完成を目指します。
- CSを最優先で確保する。Qのスタックがある時だけ短くダメージ交換し、すぐ引く
- ダリウス・セト・リヴェンのような序盤の殴り合いが強い相手には、正面から戦わず耐える
- Eは逃げ用に温存する。敵ジャングラーが見えていない時は攻めに使わない
- ウェーブを押し込みすぎない。川側にワードを置き、ガンクの兆候を早めに察知する
中盤(レベル7〜11)
黄昏と暁が完成し、ロールクエストでレベルが先行し始める中盤は、サイドレーンで1対1を作り、相手TOPに圧力をかけられるようになる時間です。
- コア完成後はサイドレーンを押して相手TOPに差し合いを仕掛ける。敵が複数人来たら無理せず下がる
- テレポートを持っている場合は、ドラゴンやボットの戦闘に合流して数的有利を作る動きを狙う。26.12からは到着時シールドの効果時間が短いため、合流したら即戦う前提で使う
- 味方がドラゴンやオブジェクトに触る前に合流できる動線を意識する。1人で奥を押し続けない
後半(レベル12〜20)
ナッシャー トゥース+リフトメーカーが揃い、レベル20まで伸ばせる後半は、サイドレーンのスプリットプッシュと集団戦の継続火力が最大化する時間です。
- サイドを押して相手を引きつけ、味方がオブジェクトを取る時間を作る。複数人に囲まれたら即離脱する
- バロン・ドラゴン前の集団戦は、前衛が仕掛けてから後入りで参加し、前衛から順に削る。先陣を切らない
- テレポートのクールダウンを管理し、サイドとオブジェクトの両方に影響を与えられる位置取りを意識する
集団戦でのポジショニングと役割
グウェンの集団戦での役割は、最初に飛び込まず、味方の仕掛けと敵の重要スキルが落ちたのを見てから後入りし、前衛から順に削ることです。グウェンは育っていても、5人の前に一人で突っ込むと行動妨害を受けて即倒されます。後入りの判断とWの合わせが、火力役として機能するかどうかを決めます。
- 味方タンクやサポートが先に仕掛けたのを確認してから入る。前入りは行動妨害の的になる
- 狙う相手は基本的に近くの前衛。裁断でタンクを溶かしながら、触れるなら敵のマークスマンやメイジ、孤立した敵を狙う
- Wは敵の遠距離火力や決め技に合わせて使う。なんとなくの早出しは避ける
- Eは守り優先で温存し、フォーカスを受けたら横移動や離脱に使う。Rはスロウで相手を逃がさない場面で段階的に撃つ
- 敵のファイターが味方後衛に入ってきたら、横から殴って倒すピール役としても機能する
- 最初に入らず、味方の仕掛けと敵スキルが落ちたのを見てから後入りする
- 無理に後衛を狙わず、近くの前衛から裁断で削るだけでも十分仕事になる
- Wは敵の重要スキルに合わせ、Eは守り優先で温存する
グウェンの有利な相性・不利な相性
グウェンは、体力が高くて近距離で戦うタンク・ファイターには強めですが、序盤から爆発的に殴ってくる相手や、距離を取って削ってくる相手には苦戦しやすいです。
有利な相性
体力を伸ばして前に出るタンクですが、グウェンは裁断で体力の高い相手ほど削れます。序盤に無理をせず、アイテムが揃ってから長く殴り合うと一方的に有利を作れます。
ムンドのQ(包丁)を踏まないよう左右に動きながら、通常攻撃とQでじっくり削りましょう。
Qが大振りでEで横に避けやすく、グウェンが育つと継続ダメージで優位に立てる相手です。体力の高いサイオンは裁断の格好の的になります。
サイオンのQの溜め動作を見たら、Eで横方向に避けるクセをつけましょう。中心を受けると大ダメージです。
Eの魂を引き抜く一撃を当ててから強くなる相手です。グウェン側はイラオイのEを避けてから前に出れば戦いやすく、ウルト中の正面の殴り合いだけ避ければ有利を取れます。
イラオイのEを避けた後が攻めるチャンスです。ウルトを発動されたらいったん距離を取りましょう。
近距離で殴り合うファイターのため、グウェンが育つと裁断と継続火力で戦いやすくなります。ただし序盤の殴り合いは強いので、レベル1〜3で無理をしないことが前提です。
トランドルのQで足が遅くなったら、Wで守りながら立て直す動きを意識しましょう。
耐久力の高い相手ですが、グウェンは継続ダメージで削り切れます。飲み込みやスロウに注意しながら、長期戦で勝つイメージで立ち回りましょう。
タム・ケンチが舌(Q)を伸ばしたらEで横にかわしましょう。直線上に立ち続けると掴まれます。
不利な相性
序盤の殴り合いが非常に強く、グウェンが前に出ると大きく削られやすい相手です。Wの大打撃やEのスタンを正面で受けると一気に体力を失います。
セトのW(大打撃)の溜めを見たら横方向に動いて中心を避けましょう。序盤は耐えてコア完成を待ちます。
長く殴り合うと出血スタックで負けやすい相手です。Eを前に使ってしまうと引き寄せから逃げられず、序盤は特に慎重な立ち回りが求められます。
ダリウスのQの外側(刃の部分)を受けないよう、CSを取ったら素早く離れましょう。Eは逃げ用に残します。
機動力とバーストが高く、短時間で体力を削られます。スタックを貯める前にコンボで畳みかけられると、グウェン側が反撃する間もなく溶けやすいです。
リヴェンがコンボを撃ち切った後の硬直が攻めるチャンスです。スキルを使い切った瞬間だけ短く反撃しましょう。
遠距離から削られ、集団戦でも強い相手です。レーンでは一方的にハラスされやすく、グウェンが前に出てQを当てる機会が減ります。
ケネンのスタン蓄積に注意し、しるし3つ目になる直前には離れて回避しましょう。集団戦ではウルトに複数人で巻き込まれないよう散開します。
距離を取られやすく、グウェン側が触りにくい相手です。瞬間移動で離脱されるため追いにくく、無理に詰めるとスキルで削り返されます。
無理に追いかけずCSの確保を優先しましょう。1コア完成後にサイドレーンで仕掛けるほうが効率的です。
ここに挙げた相手以外の対面も気になったら、グウェンを選んだ状態の相性一覧をまとめてチェックできます。◎○△×の4段階で、有利不利と立ち回りがひと目でわかります。
▶ グウェンの全対面をチェックする初心者〜中級者がやりがちな失敗
- 序盤から強引に殴り合う
グウェンはコアアイテムが揃ってから本格的に機能する成長型です。26.12で序盤が強化されたとはいえ、序盤に強い相手へ真正面から挑むと、育つ前にデスを重ねてコア完成が遅れます。序盤の仕事はCSと経験値の積み上げに絞りましょう。 - Qを0スタックで使ってしまう
スタックがない状態のQは火力が足りず、相手に反撃されます。通常攻撃を数回挟んでスタックを貯めてからQを当てる習慣をつけましょう。 - Wを早く使いすぎる
Wを戦闘前に早出しすると相手に下がられ、その後に本当に防ぎたいスキルを受けてしまいます。Wは「戦う直前」か「相手の重要スキルに合わせる」と覚えましょう。 - Eを攻めに使ってガンクで倒される
Eを前に使うと逃げ手段が一時的になくなります。敵ジャングラーが見えない状態で攻めにEを切るのが、最も倒されやすい瞬間です。Eは守り優先で温存しましょう。 - ウルトを温存しすぎる
Rをトドメ専用にすると、使う前に相手に逃げられます。キルを狙う場面ではスロウとして早めに1回目を当て、相手を逃がさないようにしましょう。 - 集団戦で最初に突っ込んで溶ける
育っているときほど前に出たくなりますが、5人の前に一人で入ると行動妨害で何もできずに倒されます。味方の仕掛けと敵スキルが落ちるのを待ってから後入りしましょう。
グウェンはどんな人におすすめ?
グウェンは以下のようなプレイスタイルに向いているTOPチャンピオンです。
- サイドレーンで1対1をしたい人
コア完成後の差し合いとスプリットプッシュが強みです。「孤島」であるTOPで対面を上回り、盤面を引っ張る動きが好きな人に向いています。 - タンクを溶かすAPファイターを使いたい人
裁断で体力の高い相手ほど削れるため、メタにタンクが多いほど価値が上がります。硬い相手を真正面から崩す爽快感を味わえます。 - 攻めと守りを同時にこなしたい人
Wの聖なる霧で守りながら裁断とQで削る、攻防一体の戦い方が持ち味です。判断とアドリブで戦う立ち回りが好きな人に合います。 - 後半に向けてコツコツ育てるのが好きな人
序盤は耐えて、コア完成後に輝く成長型です。ロールクエストのレベル20まで見据えて、試合を通して強くなっていく過程を楽しめるプレイヤーにやりがいがあります。
- 序盤から積極的にキルを取りたい人(グウェンは序盤の爆発力が低い)
- 行動妨害の多い構成相手でも突っ込みたい人(捕まると一気に溶ける)
- Wやスキルの「使うタイミングを待つ」判断が苦手な人(早出しが弱さに直結する)
まとめ
グウェン TOPは、「Qのスタックをどれだけ貯めてから削れるか」と「Wの聖なる霧をどの場面に合わせられるか」が問われる、タンク殺しのAPファイターです。パッチ26.12ではQ「チョキチョキッ!」の基本ダメージとE「スキップスラッシュ」の攻撃速度が強化され、26.9の黄昏と暁の調整で失っていた序盤〜1コア時点の力がかなり戻ってきました。基本ビルドと立ち回りはこれまで通りでOKです。黄昏と暁を早期に完成させてレーンを安定させ、ロールクエストの経験値とレベル20の追い風を受けながら、コアが揃う中盤以降にサイドレーンの1対1と集団戦の後入りで活躍しましょう。
- 序盤は無理せずCSを優先し、Qのスタックを貯めてから短く交換して黄昏と暁の完成を急ぐ
- Eは守り優先で温存し、Wは相手の重要スキルに合わせて使う
- 1コア完成後はサイドレーンで1対1の圧力を出し、集団戦は最初に入らず後入りで前衛から削る
グウェンは最初から簡単に勝てるチャンピオンではありません。しかし、レーン戦で大きく負けず、アイテムとレベルが揃った時間帯にサイドレーンと集団戦で役割を果たせれば、初心者〜中級者でも十分に勝ちを狙えます。「グウェン ビルド」や「グウェン ルーン」だけを追うのではなく、いつ戦うか・どこで戦うか・Wを何に合わせるかを意識して練習してみてください。26.12の強化で切れ味を取り戻したハサミ一丁でタンクを裁つ、聖なる裁縫師の強さを体感できるはずです。


