LoLパッチ26.11は、ボットレーンの空気が少し変わるパッチ
最近のボットレーン、ずっとエンチャンターやメイジサポートが強くない?と感じていた人は多いと思います。 ルル・ユーミ・ナミのようなエンチャンターでレーンを安定させるか、ブランドのようなメイジサポートで火力を押しつけるか。そんな試合がかなり多かったですよね。
今回のLoL パッチ26.11は、見た目だけなら細かい数値調整が多いパッチです。 ただ、実際のソロQ目線で見ると、かなりわかりやすいテーマがあります。
パッチ26.11は、エンチャンター一強気味だったサポート環境に、タンクサポートとロームの価値を戻そうとしているパッチです。
この記事では、LoL パッチノート26.11の変更点を、初心者〜中級者が次の試合で何を意識すればいいかまで落とし込んで解説します。
パッチ26.11で一番大きい変更は「サポートメタ」
今回のパッチ26.11で一番見ておきたいのは、チャンピオン単体の強化・弱体化よりも、サポート全体の流れです。
これまでのボットレーンでは、エンチャンターがかなり安定していました。 理由はシンプルで、序盤の小さなダメージ交換をシールドや回復で受け流しやすかったからです。 特にエアリー召喚の序盤シールドは、見た目以上にレーンの安心感を作っていました。
パッチ26.11では、そのエアリー召喚の序盤シールド量が低下。逆に、アフターショックやガーディアンは序盤寄りに強化されています。
これ、数値だけ見ると地味ですが、ボットレーンではかなり大事です。
エンチャンター側が「エアリーで受ければ勝ち」になりにくくなるので、レオナやノーチラスのレベル2オールインが少し通りやすくなります。
レオナ・ノーチラス・アリスターは入りやすくなる
アフターショックの序盤防御力が上がることで、エンゲージサポートは仕掛けた直後に溶けにくくなります。
レオナ・ノーチラス・アリスターのようなチャンピオンは、入った瞬間に相手の反撃を受けます。 そこで耐えられるかどうかが、キルになるか、逆に自分だけ倒されるかの分かれ目です。
今回の調整は、こうした「入るサポート」にとってかなりありがたいです。 今までよりも、序盤の2v2で強気に前へ出る理由が増えました。
エンチャンターは一見簡単そうに見えます。 でも実際は、立ち位置、スキルを使うタイミング、味方を守る判断がかなり難しいです。
一方で、こうしたタンクサポートは、やることが比較的わかりやすいです。
- 「レベル2で入る」
- 「相手ADCが前に出たら捕まえる」
- 「集団戦で味方の前に立つ」
こうした判断を覚えやすいので、初心者がサポートを練習するにはむしろ良い機会です。 今回のパッチ26.11は、タンクサポート入門にも向いています。
ガーディアン強化で、守りながら仕掛けるサポートも追い風
ガーディアンはクールダウンが短くなり、序盤の発動回数が増えやすくなりました。
ブラウム・タリック・ラカンのようなチャンピオンは、ただ突っ込むだけではなく、味方を守りながらタイミングを見て仕掛けるタイプです。 ガーディアンの回転が良くなると、レーンで受けられる場面が増えます。
特にラカンは、今回のパッチでかなり面白い立ち位置になりそうです。 エンゲージもできて、守りもできて、ロームも強い。今回のパッチの方向性とかなり噛み合っています。
ソラリ・騎士の誓い・ジーク強化で集団戦も強くなる
- ソラリのロケット強化:物理防御・魔法防御が上昇
- 騎士の誓い強化:味方へのダメージ転送と回復量が強化
- ジーク コンバージェンス強化:アルティメット発動後に効果を使いやすくなる調整
レーンで入れるようになり、集団戦でも味方を守りやすくなる。 これはかなり素直に、タンクサポートへの追い風です。
ただし、タンクサポートを出せば自動で勝てるわけではありません。 入るタイミングを間違えると、今まで通りただの的になります。 大事なのは、レベル2先行・ジャングル位置・ADCの距離を見てから仕掛けることです。
ナミ・カルマ・ルルは逆風。エンチャンターの動かし方が問われる
一方で、エアリー召喚に頼っていたエンチャンターは序盤の安定感が少し落ちます。 ナミ・カルマ・ルルのような、シールドや回復でレーンを受け流すタイプは、これまでほど「当たっても受けられる」という安心感が薄れます。
エンチャンターが終わったわけではありません。 ただ、「エアリーさえあれば大丈夫」という感覚でレーンを進めると、以前より痛い場面が出てきます。 相手のレベル2タイミングを意識して、少し後ろ目の位置を取る意識がいつも以上に大事です。
サポートがロームしたら、ADCは文句を言う前にミニマップを見るパッチ
▼ ヴォイドグラブってなに?(初心者向け)
8:00ごろ、バロン側ジャングルに3体まとめて出現する小型オブジェクトです。復活はしません。
3体全部倒すと、チームに「ヴォイドの飢え」バフが付き、構造物(タワーなど)を攻撃したときにヴォイドマイトが自動召喚されるようになります。
ヴォイドマイトは小さなスパイダー型ユニットで、タワーを勝手に攻撃し続けてくれます。
⚠ 注意:2体だけ倒してもバフはもらえません。ヴォイドマイトを出すには3体全部倒すことが必須です。
パッチ26.11では、ヴォイドグラブも強化されています。 ヴォイドマイトのティックダメージ(一定間隔で繰り返すダメージのこと)が上がり、体力も前衛ミニオンの60% → 100%へ増加。倒されにくくなってタワー破壊力が上がりました。
これは単なるオブジェクト強化ではなく、サポートの動きにも関わってきます。 今まで以上に、サポートがボットレーンを離れて上側へ動く理由が増えました。 特にタンクサポートはロームが得意なので、今回の変更とかなり噛み合っています。
初心者ADCに覚えてほしいこと:
サポートが上に動いた時間は、必ずしも「見捨てられた時間」ではありません。
チームがミッドやヴォイドグラブで得を作ろうとしている時間です。
もちろん、サポートがロームしたのに何も起きなければ損です。 でも、ミッド・ジャングル・サポートでグラブを触れるなら、ボットで少し我慢する価値はあります。
ADC側がやるべきことは、サポートがいない時間に無理して前に出ないことです。 このパッチでは、ADCにも「置いていかれ力」が求められます。 1人で勝つ力ではなく、1人で死なない力です。
ミッドレーンのロールクエスト強化も地味に効く
ミッドレーンのロールクエスト報酬も強化されています。 増加攻撃力と増加魔力のボーナスが6% → 8%へ上昇しました。
数字だけ見ると小さいですが、ミッドは中盤以降の小規模戦に関わるロールです。 メイジ、アサシン、スケーリング系ミッドにとっては、じわっと効く強化になります。
さらに、サポートがヴォイドグラブへ寄りやすくなるなら、ミッドの主導権は今まで以上に大事です。 ミッドが先に動ける状態を作れているかどうかで、グラブ周りの戦いがかなり変わります。
ミッド初心者は、キルだけを狙うよりも「先に動けるウェーブ」を作る意識が大事です。
相手より先にミニオンを押し込めると、ジャングルやサポートと一緒に上側へ動きやすくなります。
注目チャンピオン調整
ブランド弱体化:BOT運用にはしっかり弱体化
これはかなりわかりやすく、ボットレーン運用への弱体化です。 ブランドBOTやブランドサポートは、火力で相手を焼き切る力があります。 ただ、ボットレーンでは通常攻撃で細かく削られる場面も多いです。 物理防御が下がることで、ADCやサポートの通常攻撃ハラスが前より痛くなります。
とはいえ、ブランドの火力自体が消えたわけではありません。 油断して固まっていると、今まで通り一気に燃やされます。
ダイアナ強化:ジャングル復権候補
これはダイアナJGにとってかなり素直な強化です。 序盤から何でも勝てる最強ジャングラーになるというより、ファーム速度と中盤の入りやすさが戻るイメージです。
ダイアナは、レベル6以降の集団戦で一気に試合を壊せるチャンピオンです。 今回の強化で、そこまでの到達が少し楽になるかもしれません。
エコー強化:小規模戦でパッシブを回しやすくなる
1秒だけに見えますが、エコーにとってはかなり大事です。 ジャングルでは同じキャンプ内でパッシブを何度も発動しやすくなるため、モンスター討伐速度が大きく向上します。 小規模戦でも再発動しやすくなるので、JGでもミッドでも恩恵があります。
特にエコーは、入って、削って、戻って、もう一度入り直すチャンピオンです。 パッシブの回転が良くなると、戦闘のテンポがかなり気持ちよくなります。
カサディン強化:序盤の呼吸が少し楽になった
これは、レーンの苦しさを少しだけ緩和する調整です。 ただし、カサディンの弱点が消えたわけではありません。 序盤から雑に強いチャンピオンではないので、初心者に安易におすすめできるタイプではありません。 あくまで「序盤の呼吸が少し楽になった」くらいに見ておくのがいいです。
クインJG強化:ネタではなくなりつつある変化球
これは明らかにクインJGを意識した調整です。 バーストや対面性能を伸ばすのではなく、ジャングルクリア速度を補う方向なので、変化球ピックとしての土台を作りにきています。
ただし、初心者向けではありません。 使いこなせる人には面白いですが、雑に出すと事故ります。
スモルダー調整:ブルーザー寄りからクリティカル寄りへ
スモルダーは、ブルーザー寄りの安全な強さを削り、クリティカルビルドへ戻す方向の調整を受けています。
これまでのスモルダーは、硬さを確保しながら火力も出せる形がかなり厄介でした。 捕まえたと思っても落としきれず、後半にじわじわ試合を壊される展開が多かったです。
今回の調整後は、より「火力は出るが、捕まると落ちるスモルダー」に寄っていきます。 ADCらしいリスクが戻る、と考えるとわかりやすいです。
ティーモ弱体化:シヴで雑に強い形は抑えられる
狙いとしては、スタティック シヴ型ティーモの弱体化です。 シヴでウェーブ処理をしながら、通常攻撃と毒で雑に強い形が少し抑えられます。
ただし、APビルドやナッシャー系まで完全に終わったわけではありません。 「シヴ型が前ほど雑に強くない」と見ておくのがちょうどいいです。
シン・ジャオ調整:AP回復型が少し現実に戻された
一言でいうと、一発芸APシン・ジャオが少し現実に戻された調整です。 回復で無理やり粘り続ける形は前より弱くなりますが、完全に遊べないビルドになったわけではありません。
アイテム変更:心の鋼とスタティック シヴに注目
心の鋼強化:欲張りタンクに追い風
タンクトップ、タンクサポート、HPを伸ばすチャンピオンにとっては追い風です。 特に長い試合では、スタックを重ねる価値が前より高くなります。
心の鋼は「長く戦えたら強い」アイテムです。
序盤からすぐ強いアイテムではないので、対面が強いときは無理に固定しない方がいいです。
スタティック シヴ強化:カイ=サやカリスタは検討価値アップ
特に、カイ=サやカリスタのようなAD依存が高いADCにとっては、前より魅力が増しています。 ウェーブ処理、ポーク、テンポを重視したい試合では選択肢に入りやすくなります。
ただし、全ADCが脳死で積むアイテムではありません。 クリティカルを早く伸ばしたいチャンピオンや、別のコアアイテムが強いチャンピオンでは、今まで通り別ビルドの方が安定することもあります。
ロール別:パッチ26.11の影響まとめ
- 心の鋼強化でタンク系に追い風
- ティーモ耐久低下、対面しやすく
- スモルダービルド変化に注意
- ダイアナ・エコーに注目
- ヴォイドグラブ強化で上側の価値UP
- ミッド・サポートと連携して上側を押さえる意識が重要
- ロールクエスト強化で中盤火力UP
- カサディン・エコーに注目
- サポートロームが増えるなら、ウェーブ管理がさらに重要
- スタティック シヴ強化に注目
- スモルダークリ寄りへ移行
- サポートロームに備えた「置いていかれ力」が重要
- タンクサポートが明確な追い風
- エンチャンターは序盤安全圏が縮小
- ヴォイドグラブへのローム判断が勝敗に直結
初心者向け:このパッチでやるべきこと
- ボットレーンではレベル2先行をいつもより意識する。
タンクサポートが入りやすくなるので、先にレベル2を取れるかが大事です。 - サポートはグラブ時間に上へ動けるか考える。
ただし、ADCを危険な状態で置いていくロームはNGです。 - ADCはサポートがロームしたら無理にCSを取りに行かない。
1ウェーブより、自分が倒されないことの方が大事です。 - ミッドは先に動けるウェーブを作る。
グラブ周りに寄れるかどうかで、試合の流れが変わります。 - アイテム変更を見て、ビルドを固定しすぎない。
スタティック シヴや心の鋼は強化されましたが、毎試合同じビルドが正解とは限りません。
今パッチで注目したいチャンピオン
初心者にもおすすめしやすいチャンピオン
中級者以上向けのチャンピオン
まとめ:パッチ26.11は、サポートと上側の動きがカギ
LoL パッチ26.11は、派手な新要素が目立つパッチではありません。 ただし、メタの向きを少し変えにきたパッチです。
特に大きいのは、サポート周りの調整です。 エンチャンター一強気味だった環境に、タンクサポートとロームの選択肢が戻ってくる可能性があります。
エアリー召喚の序盤シールド低下、アフターショックとガーディアンの強化、ソラリのロケットや騎士の誓いの強化。 さらにヴォイドグラブ強化まで合わせて見ると、ボットレーンだけでなく、ミッドや上側オブジェクトへの動きもかなり大事になります。
初心者は「どのチャンピオンが強いか」だけを見るより、試合中にどこへ動くべきかを意識すると勝ちやすくなります。
